【ホンネ会議#12】NTT法改正で何が変わる? 元ドコモ社員の議員が徹底解説!
- HIDETO KAWASAKI
- 5月9日
- 読了時間: 5分
⚠️こちらの記事はSpotifyのビデオポッドキャスト”川崎 ひでとのホンネ会議”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
どうも皆さんこんにちは!衆議院議員の川崎ひでとです。
「川崎ひでとのホンネ会議」、第12回目! いつも応援ありがとうございます!
今回は、先日総務委員会で可決された「電気通信事業法」と「NTT法」の改正法案について、元NTTドコモ社員の僕が、どこよりも分かりやすく解説します!
NTT法って一体なに?
そもそも「NTT法」って何?という方もいるかもしれません。
簡単に言うと、NTTっていう超巨大通信会社が、他の会社を潰さないように、ある程度ルールを設けていた法律、それがNTT法です 。
NTTは元々、日本電信電話公社という国の組織でした 。 それを民営化する時に、NTTがあまりにも巨大になりすぎると、KDDIやソフトバンク、楽天などの他の会社が競争できなくなっちゃう!ってことで、作られたのがこの法律なんです 。
なんで法律を変えることになったの?
じゃあ、なんで今、このNTT法を変えることになったんでしょうか? 理由は大きく分けて3つあります:
時代に合わなくなったから
昔は「もしもし?」「はいはい!」だけの世界だったのが、今はスマホ、ネット配信…と、通信の形がめちゃくちゃ多様化してますよね? なので、法律もネットの世界に対応する必要が出てきたんです。
人口が減ってるのに、今までと同じルールじゃマズいから
どんなに田舎に住んでても、電話が使えるようにするのが国の役目!っていうルールが、NTT法にはありました 。 でもこれからは、電話だけじゃなくて、ネットも使えるようにしないとね!ってことで、ルールを改正することになったんです。
NTTが色々大変だから
NTTって、電柱とか光ファイバーとか、通信のための大事な「道」をいっぱい持ってるんだけど、昔ながらの電話を使う人が減ったり、設備の維持にお金がかかったりで、経営が大変なんです 。 かといって、他の会社と競争もしなきゃいけないし、新しいサービスもどんどん出さなきゃいけないし…ってことで、ルールを変えて、NTTがもっと動きやすくなるようにしよう!ってことになったんです。
具体的に何が変わるの?
今回の法改正のポイントは、大きく分けて4つあります:
「ユニバーサルサービス」のやり方を変える
これまでは、NTT東日本とNTT西日本が、日本全国どこでも電話を使えるようにする!っていうルールだったんだけど、これからは、電話に加えて、ネットも使えるようにする!っていうルールに変わります 。 で、これまではNTTがやらなきゃいけなかったんだけど、「他の会社がやってもいいよ!」ってことに。 例えば、KDDIさんが「うちの衛星通信使えば、僻地でもネット使えるようにできます!」って言ってくれれば、NTTじゃなくてもOK! 誰もやらない場合は、NTTさんがやってね、っていうルールになりました。
通信に使う「道」をみんなで使いやすくする
スマホの5Gとか、もっと高速な通信を広げるためには、電柱とか、地面の下の配管とかを、もっと効率よく使わなきゃいけないよね!ってことで、みんなで鉄塔とか建てて、それをみんなで使う「インフラシェアリング」を法律で定めることに。 これまで、NTTはNTTの、KDDIはKDDIの…って感じで、バラバラに使ってたんだけど、これからはみんなで仲良く使おうぜ!ってことです。
電話番号を悪用されないようにする
これ、ちょっと地味だけど、実は大事な改正。 電話番号って、NTTとか、国から認められた事業者が発行できるんだけど、その番号が誰から誰に渡ってるのか、今まではちゃんと把握されてなかったんです。 そのせいで、詐欺とかに悪用されちゃってた!ってことで、これからは、「誰がどの番号使ってるのか、ちゃんと報告してね!」っていうルールを作りました。
NTT東西の活動範囲を広げる
これ、結構ニュースになったから知ってる人もいるかも? 今まで、NTT東日本は東日本エリアだけ、NTT西日本は西日本エリアだけ、でしか仕事しちゃダメ!ってルールがあったんだけど、それを撤廃! どこでも自由に仕事してOK!ってことにしました。 ただ、KDDIさんとかソフトバンクさんとか楽天さんみたいな他の会社は、「NTTは元々国の会社だったから、色々有利じゃん!ズルい!」って反対してたんだけど、「ちゃんと競争するようにルール作るから!」ってことで、なんとかOKになったんです。
今回の法改正で、NTT東西が今までみたいに赤字垂れ流しの固定電話サービスを無理して続けなくても良くなるので、経営が楽になるはず!
もちろん、ネットが普及した今の時代に、固定電話のルールをいつまでも守ってる場合じゃない!ってのもあります。
ただ、ネット回線の品質が悪くなっちゃ困る!ってことで、そこはしっかりチェックしていくつもりです!
法律もアップデートが必要!
技術はどんどん進化していくのに、法律が古いままじゃ、良いものが生まれなくなっちゃう!ってのは、色んなことに言えると思います。
今回のNTT法の改正も、これで終わり!じゃなくて、3年後にはまた見直すことになってます。 3年後、どんな世界になってるか、楽しみですね!
今回は、ちょっとマニアックな「電気通信事業法」と「NTT法」の改正について解説しました。 少しでも皆さんの役に立てたら嬉しいです!
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