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おっはよーございます!川崎ひでとです。
今朝も【毎週ひでトーク】をお聴きいただきありがとうございます!
この放送では、私IT企業出身の衆議院議員川崎ひでとが、気になる政治ニュースやテクノロジーニュース、自分が思っていることなどなどをご紹介してまいります。
そして、この放送は
働きたいママたちを応援する事業支援サービス「Anymama」さんを通じて、ママさんに文字起こしをしてもらっています。
noteとブログに掲載しておりますので、そちらもご覧ください。
それではいってみましょう!
さあ今日はですね、
埼玉県の「虐待禁止条例の改正案」の何がいけなかったか?
についてお話したいと思います。
昨今、テレビなどのメディアを賑わせましたが、
埼玉県の自民党の県議団が、 埼玉県で実際に今ある「虐待禁止条例」について 改正案を起草して提出をいたしました。
これが可決されるような感じになっていたんですが、
埼玉県のみならず、全国の方々から
「こんなのとても守れないよ」
ということで、
反対の署名運動などの活動が起こって、 最終的には埼玉県議団は、 この改正案を取り下げたということが話題になっておりました。
実際にどんなものだったかというとですね、
たとえば、
子どもたちだけで登下校させちゃいけないとか、 子どもたちだけで公園で遊ばせちゃいけないとか、 小学校3年生以下の子は、 わずかな時間でも(たとえばゴミ出しとかね)1人にしちゃいけないとか、
内容だけ見ると、
子育てをしている身からすると、
そんなのとても守れないよ!
っていうものばかりなんですね。
これを受けて、 皆さんが反対署名の運動をされたということなんですけれども、
これ、何がまずかったのか? っていうのを考察するにあたって、 皆さまに、ぜひご覧いただきたいYouTube動画があります。
ABEMAで、この内容について、 県議団の団長である田村団長が生出演されて、 そして、 我らが自民党国会議員の小林史明さんも出演をされて、
この条例案の改正案の何が駄目だったのか? っていうことをお話をされています。
↓ABEMAのYouTube動画はコチラ (8) 【アベマ同時配信中】「埼玉県『虐待禁止』条例案 『賛成派』議員が生出演」 10/10(火)よる9時|アベプラ - YouTube
何が駄目だったかというと、 一番はですね、
この改正案を出した経緯とか目的が、 改正案から全く読み取れなかった
ということなんですね。
どういうことかというと、
もとから埼玉県は虐待禁止条例というのがあって、 当時これを施行したときには、 虐待というものについて、 「こういうことを禁止しましょう」 という条例をつくったうえで、
個別具体的な内容については、 またあらためて、今後検討していこうね、 というステータスだったようです。
なので、今回埼玉の県議団は、 置き去りというものについて具体案を個別に出して、 今回の改正案を作ったんですね。
条例を全部見ると、 安全措置をちゃんとやろうよという 「安全措置の義務規定」っていうのが設けられていて、
それをきちんとできていないのに、
たとえば留守番だったりとか、
あるいは1人で遊ばせるというようなことについては
通報しましょう、
というような形になっていました。
ちょっとわかりにくいので、具体的な話をすると、
たとえば、
遊びに行くときには何かあっても大丈夫なように、 キッズ携帯を持たせるとか、 それに類似するブザーを持たせるとか、 1人で留守番しているときに、 ピンポンが鳴っても開けないとか、
そういう安全措置を家族の中で話し合って、 きちんとやっているのであればいいけれども、
できていない状態で1人でいさせるのは駄目よ
っていうようなことなんですね。
もっとわかりやすい具体例で言うと、
たとえば真夏の暑い日に、 子どもを車の中でエンジンを切った状態で 長時間いさせるっていうのは、 これは、もう置き去りとして認定されて、 虐待であるということなんです。
ただ一方で、 エンジンかかっていて、エアコンが効いている状態で、 お母さんがちょっとサービスエリアでトイレに行った みたいな話だとすると、 これは全然置き去りにならないわけですね。 虐待ではないと。
この線引をどういうふうにするかっていうのが、 まさに、 この「安全措置がきちんと考察されているかどうか」 ということらしいんですけれども、
こうやって、 個別具体的な例で話されればいいんですけれども、 そんなこと言ったら、 いろんな例があるじゃないかと。 そんな全部を条文に書ききれないよ! ということで、包括的に書いちゃったんですね。
なので、 この包括的に書いてしまったことによって、 より県民の皆さんに不安を与えてしまったっていうのが 大きな過ちなんだと思います。
そもそもの目的というのは、 置き去りによる虐待を防ぎたいっていう思いがあって、 その置き去りによる虐待っていうのが どういうものなのかっていうのを 県民の皆さんと共有できていない状態で 条文が突っ走ってしまったっていうのが 今回の大きなミスだったと。 これを田村県議団長は、 「自分の説明不足だ」というような言い方をされていました。
ここで皆さまに知ってほしいのは、
条例しかり、国がつくる法律っていう背景は、 確かにあまり語られることがないんですね。
というか語っているんだけれども、 皆さまの耳に入っていないというようなことが けっこうあります。
だから、 たとえば僕たち自民党が国会で質問するときには、 この法律を作った目的は何でしょうか? とか、 背景は何でしょうか? っていう質問をしているんです。
何でかと言うと、 自民党の議員としては、 もちろん背景や目的ってのは知っているんですけれども、 ただ僕たちが知ってるだけじゃ意味なくて、 これをきちんと政府の口から、 一般質問っていうような場面を通して、 国民の皆さんに共有されるっていうことを狙いとして こういう質問をしています。
こういうのが全然皆さんに知れ渡っていない状態で 法律案とか条例案の改正が進んでいくので、 みんな不安に思って、 で、今回のような反対運動まで起きてしまうってのが実態なんです。
なのでもう一度今回のこの失敗を言うと、 条文案だけ見たときに、
埼玉の県議団が思っている目的や背景というのが、 県民の皆さまには伝わらなかった
というところが、大きな原因だと思います。
ぜひ皆様にはこのYouTube、 そして本編のABEMATVを見てほしいと思います。
YouTubeだけでも十分だとは思いますが、
ぜひお時間がある方はですね、
見ていただければいいかなと思います。
というわけで、
今日の【毎週ひでトーク】は、
埼玉の「虐待禁止条例改正案」の何がいけなかったか?
について、お話をさせていただきました。
最後はお知らせです。
10月31日夜8時半から、 鈴木英敬さんそして石原雅貴さんと、インスタライブを行います。 僕たちが当選をさせていただいてから2周年経ちましたので、 その記念ライブとなります。
皆さまぜひご視聴そしてコメントのほう、 よろしくお願いいたします。
それでは、今週も張り切って参りましょう。 じゃあね!
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