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【毎週ひでトーク】選挙とプルタブ運動

音声配信はコチラから


おはようございます。

衆議院議員の川崎ひでとです。

今週も「毎週ひでトーク」を聞いていただきありがとうございます。

この配信では、私川崎ひでとの政治活動の中で気づいたことや、思ったこと、時事ネタ、ぶっちゃけ話などをお話ししてます。

さてさて、今日は「選挙とプルタブ運動」というなんかいかにも物語っぽいタイトルでお話をしようと思います。

今年の4月にね、統一地方選挙っていうものがあります。

県会議員さんの選挙、そして鈴鹿市の市長選挙と市会議員選挙、四日市市の市会議員選挙とね、4月は本当に選挙ばかりです。

でね、特に市会議員選挙については結構新人さんが出るようです。

何人かね、わざわざ僕のところにお越しいただいて、ご相談いただくこともしばしばあるんですけど、

そのうちの何人かは「やっぱり辞めます」っていうお話が来るんですね。

いろんな理由を言われるんですが、もう総じて「選挙ができる体制が整わない」っていうことなんです。

選挙っていうのはですね、残念ながら「いい公約」だけでは絶対通らないんですね。やっぱりこういった民主主義に則った制度なので、しっかり票を集められる人だけが勝って政治家になれます。

僕は過去に落選経験がありまして。まぁ小学校の生徒会なんですけど。

今思えば、明らかに選挙のやり方が間違っていたと思います。

僕は、当時6年2組のみんなから推薦されて立候補したんですけれど、その時はとにかく政策重視だったんですね。

一番自分の中で自信があった政策は「プルタブ運動を辞めて、空き缶運動にする」でした。

プルタブ運動って覚えてる?同世代の人はピンとくるかもしれない。今はやってないと思うけれど。

昔、空き缶のプルタブって今みたいに缶本体にくっついてなくて、分離するタイプだったんですね。

で、学校の運動でこのアルミ製のプルタブを小学生全員が家から持ってきて集めましょうと。

ドラム缶何杯分かのプルタブが溜まったら車椅子と交換できて車椅子を必要としている病院だったり介護施設に寄付しますっていうものでした。

もうね、僕はこれをやらされてて、すごいバカかと思ったんですね。

だってプルタブだよ?ドラム缶1個満タンにするのに何個必要なのよ?って思って。

でね、先生に聞いたんですよ。何でプルタブを集めるの?って

そしたら、どうもこのアルミが必要らしくて。

だったらアルミ缶本体集めればいいじゃん!そっちの方がはるかにアルミの量多いし、早く車椅子寄付できるじゃん!

ということで、この政策を公約にして選挙戦に挑んだわけです。

いいこと言えばみんな共感して、投票してくれると思ったんで。

ただね、当選したのはサッカー少年団の子なんです。

実は歴代見ても大体サッカー少年団の子か、演説会で面白いことをいった子でした。

もう考えればわかりますよね?

6年生はみんな自分のクラスの候補者に入れるじゃないですか。

1組は1組の候補者、2組は僕、3組は3組の候補者って。

そうすると勝負は5年生以下の子達からどれだけ票を入れてもらうかなんですけど、当時はキャプテン翼ブームもあって、サッカー少年団に入っている子たちが本当に多くて、

サッカー少年団に入っている子たちはもうそれで先輩が選挙に出ていればそこに入れるわけです。

もう完全な組織票です。

で、ここに風穴を開けたやつがいて、これは完全に「面白いことをいった候補者」でした。

演説会場で面白いこと言ったりやったりしてウケた子が当選していきました。

でここでめっちゃ重要なのは

「面白いことを言ったから当選できた」ではないんですね。

「面白いことを聞いてもらえる場があった」ことが勝った要因なんです。

学校だと、先生が「体育館に集まれ〜」って言ったら体育館に集まるじゃないですか。全生徒が集まるわけです。

じゃあこれを今の大人の選挙に置き換えると、「演説会やるから集まれ」って言ってくれる先生はいないじゃないですか。

そうすると、誰かが集めなきゃいけないじゃないですか。

声かけてくれる人が必要ですよね。

長々とお話しましたが、選挙で勝つためには「組織票を持っている」か「助けてくれる仲間」がいるかのどっちかですよ。

組織票を持っている人っていうのは組合とかサークルとかね。コミュニティに所属している人だけ!

ここからちょっと語気を強めますが、

「自分は昔からここに住んでいて、高校生の同級生が多いです」っていうのをウリにしてくる人がいるんですけど、

60歳の人がね、「同級生だから入れてやろう」ってなるわけないじゃん!

もうすでに何らかのコミュニティに入っていると思うし、それを引っぺがしたいならそういう活動してなきゃ無理ですよ。

もう立候補をしたいと思うのであれば、僕のところに来るよりまずはやってくれる仲間がどのくらいいるか把握してからにしてください。

そして、学校の先生は生徒会選挙を通じて選挙を教えたいのであれば、候補者を決めて終わりじゃなくて、どういう風に活動すればいいかをアドバイスしてあげてください。

「どうすれば票が得られるか」とか「どうすれば公約を浸透できるか」とかを子供達が考えるように仕向けてください。

どうかどうかよろしくお願いします。

さぁというわけで、統一地方選に出る方はぜひ頑張ってください!

仲間がいないと選挙は勝てません。組織票がないならなおさら!

というわけで今週のひでトークは「選挙とプルタブ運動」でした!

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