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おはようございます。衆議院議員の川崎 ひでとです。
今週も「毎週ひでトーク」を聞いていただき、ありがとうございます。
この配信では、私川崎ひでとの政治活動の中で気づいたことや、思ったこと、時事ネタ、ぶっちゃけ話などをお話ししてます。
そして、この音声配信は
女性・ママのチャレンジ・社会での活躍を推進。
はたらくひとの喜びが、高い生産性につながる。はたらくママも嬉しい(まかせる企業も嬉しい)事業支援サービス#AnyMaMa(エニママ)さんのご協力のもと、ブログとnoteに文字起こしをしております。
※この内容は、6/19(金融商品取引法が今国会見送りと判明する前)に収録いたしました。
川崎ひでと(以下、川崎):
というわけで、はい。いきなり始めます。
毎週ひでトーク、
最近、対談会にハマっていまして。
以前は、塩崎さんに「ゲノム医療推進法」を教えてもらって。
神田さん(神田潤一衆議院議員、以下神田さん):
すごいのをやるね!
川崎:
そして、小林史明さんには、「デジタル・ニッポン2023」を教えてもらって。
今日は、同期の
神田潤一さん
をお招きして、いろんなお話を聞きたいなと思います。
神田さん:
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
川崎:
神田さんは、僕と同期なので、
日頃はね、“かんちゃん” “ひでちゃん”って呼び合ってるので、
今日も、“かんちゃん”と、いつものように
呼ばせていただきたいなと思うんですけども。
かんちゃんは、もともと政治家になる前は、
日銀にいて、そこから金融庁に出向して、
最終的にマネーフォワード。
まさに、
“金融業どっぷり”
の世界で生きてきたのかなと思うんですけれど、
何で、金融っていう世界を選んだんですか?
神田さん:
金融というか、“経済”が最初好きだったんですよね。
大学に行くときに、数学が好きだったので(文系なんだけど数学が好きで)
経済に行きたいと。
経済学部に入って、
経済の総本山はどこだろう?と思ったときに、
日銀が面白そうだなということで、日銀に入ったわけですよ。
川崎:
すごいよね。
そこでもう、総本山、日銀の門を叩こうと。
神田さん:
まあ、引っかかったっていう感じです(笑)。
川崎:
実際どうだった?
大学で学んだ経済の知識をもとに、日銀の扉を開いたら、
厳しい世界だったのか、
もっともっと複雑な金融システムがこの日本を回してるな、とか。
神田さん:
日銀は、比較的大学で勉強したことを
そのまま日銀の組織の中に入っても使っていけるというか、
大学で勉強した延長上の
“マクロ経済理論”とか、“金融政策の理論”とか、
そういうのが使える分野だなと思いながら
仕事をしていました。
川崎:
そうなんだ!
けっこうそれ、重要だよね。
わりとほら、普通の会社なんかだと、
大学で学んできたことが、いざ会社入ったら全然使えないみたいな、
そういうところもあるから。
じゃあ、そこがうまくリンクしたわけだ。
神田さん:
ただ、もちろん理論だけではなくて、
日銀は、銀行券、お札のオペレーションなど、
日本全国に行き渡らせることとかもやってるし、
経済調査とかもやってるし、
幅広い業務があるんだけれども、
それを最終的に、
金融政策とか、
経済の見方、
つまり、「これからの経済がどういうふうになっていくのか」
っていうことに統合していくところでは、
けっこう“理論”っていうのをベースに議論していることが多かったので、
おもしろかったですね。
川崎:
いや、僕は、本当に“お金の勉強”っていうのをしてこなくて、
それこそ僕らが子ども頃って、
どうやってお金持ちになればいいの?
どうやってお金をいっぱい持てばいいの?
みたいな話のときに、
「貯金しなさい」
みたいなことをよく言われたじゃない。
だけど、
今の日本の仕組みから考えると、
貯金をしても、金利なんて0.01%みたいな話だから、
むしろお金を貯めとくことって、
お金を増やすことには繋がらなくて。
むしろお金を稼ぐためには、
「お金を使いなさい」
っていうのがベースとしてあるじゃないですか。
これを全くやってこなかったのが、この日本でしょ。
今、どういう感じになってるんですか?
日本の中では。
神田さん:
まさに今、ひでちゃんが言ったことは、そのとおりで、
我々が子どものころ、
僕の子どものころは、1970年代から80年代なので、
(ひでちゃんとは)10こぐらいちょっと違うわけだけれども、
そのころは、金利が6%とか8%とかあったんですよ。 銀行に預ければ。
普通に(金利が)あった時代で、
だからまずは銀行に預けよう。
そうすれば、とりあえずは増えていくよっていう時代だったのが、
そう言われて育って社会人になってみたら、
金利がどんどん無くなっていって、
ほぼゼロ。
川崎:
ね。0.001%みたいなね。
神田さん:
そのときは、どこにお金を振り分けようかとなったときに、
株価は下落してるし、
銀行とか金融システムもグラグラしてるし、
どこも預け先がないじゃん!みたいになって、
けっきょく、銀行に置いとくのが一番安全だね
みたいな、そういう時代が長くて。
やっぱり相対的には、銀行に預金するんだよね、
みたいな時代が、長く続いちゃったわけですよ。
ただ、そうやっていると、
銀行に置いておくだけではお金は増えていかない。
いっぽうで、
銀行がどういうところに投資するかっていうと
銀行も、やっぱり経営しなきゃならないので、
リスクをなかなか取れないで、
安全なところに投資するだけだと、
なかなかその銀行の収益も上がっていかないし、
産業の活性化、産業の活力にもなっていかない。
そういう時代が長く続いて、
さすがに「これじゃ駄目だろう」って言って、
今まさに、岸田政権がやややろうとしてるのが
「資産運用立国」
「資産所得倍増計画」
とか、そういう形で、
銀行に預けていた預金をもっと投資とかに回していって、
それが、産業の活力になっていって、
成長分野がどんどん拡大していって、
それが、またみんなの所得になって返ってくる。
金融所得、資産所得になって返ってくる。
そういう新しい好循環をつくっていこうっていうのが
まさに今、
岸田政権がやろうとしてることだと、
理解しています。
川崎:
まさに僕らなんか、国会議員っていうのは、
国会議員の年金がもう無くなっているから、
国会議員を終えて、
いざ年金をいただくような年代になったときには、
実は、年金って”国民年金”なんだよね。
厚生年金じゃなくて。
そうすると、
すごく低い額でやってかなきゃいけないから、
やっぱり資産運用っていうのを
僕らもしっかりとやらなきゃいけないと。
ただ、そうは言ってもね、
金融の勉強をしてこなかった世代だし、
なんだったら今の若い子たちも、
今のうちに、金融の勉強をしとけばいいのに。
お金の勉強しとけばいいのにな
って、すごい思うんだけど、
なかなかそこがうまく浸透していないから。
いまだにお金を貯めなさいっていうのが、
続いちゃってるのかなっていう気はするけれども。
これ、岸田政権で、
「金融教育のほうにメスを入れる」
っていうことはないんですか?
神田さん:
まさに、金融教育をやろうとしてます。
昨年1年間かけて、NISAの抜本的拡充っていう。
川崎:
はいありましたね新NISAね。 これ来年の4月からか。
神田さん:
そうですね。
そのNISAが、来年の春から拡充されていくときに、
「少額の投資に対する税制の優遇」
っていうことなんだけれども、
まさに
“貯蓄から投資へ”という流れを
大きく作っていきましょう
っていうのが主眼で、
それは、どちらかというと初心者が、
これまで投資をやったことがない人が、
まず入口としてNISAをやりましょう、と。
それでもかなりの金額になって、
まじめにちゃんと取り組んだら、
最大で1800万円とか試算ができるような、
そういう枠組みに、大幅に拡充されたので、
それだけでもかなりの投資になっていくんだけれども、
投資をしていくにあたって、
それはあくまでも入口なので、
そんなにリスクも多くないし、リターンも高くないと。
比較的安全な資産で運用していきます、と。
それでも、ちゃんと積み立てて、
長期でやってくと伸びてくと思うんだけど。
川崎:
相当伸びるよね。
それこそ、ただただ預金するよりは、断然!
っていう世界になると。
神田さん:
そうなんですよ。
ただ、それだけでとどまるのではなくて、
「それぞれのリスクをどのぐらいリスク取りたいか」とか、
「どういう産業に興味があるのか」とか、
若い人と、比較的高年齢な人とでは、
“奨励する運用の仕方”っていうのも変わってくる面があるので、
やはり、
自分の生活スタイル、
自分の生活の計画や人生設計に合わせて
どういう投資がいいのかっていうのを教育をして、
それを理解した上で、
「自分にはNISAじゃなくて、もうちょっとこっちの方がやりたい」とか、
「iDeCoにもう少し資金をつけたい」とか、
そういう判断ができるようになっていくための教育をやろう、と。
岸田政権は今年、
まさにやろうとしています。
川崎:
これ大きな目玉ですよね!
神田さん:
そうなんです。
まさに、ここの通常国会で、
金融商品取引法が一部改正されて、
そこに
「金融経済教育推進機構」
っていう、新しい金融教育の組織をつくって、
そこで
「金融教育を抜本的にやっていきましょう」
っていう話が盛り込まれていて。
川崎:
そうなんですね!
これ、かなり夢がある話。
神田さん:
そうです。
まさに岸田政権が、資産所得倍増とか言っていて、
どんどん投資しろよって言ってるだけじゃなくて、
“金融リテラシー”、
投資をするベースになる皆さんの
金融の知識・経済の知識も高めていきましょう
というのが、
この国会で、この法律に盛り込まれたということですね。
川崎:
いや、ほらアベノミクスあったじゃないですか。
あれって、
実は、しっかり経済的には成長していて、
株価も上がってっていうなかで、
実はアベノミクスの恩恵を受けたのは、
投資家の皆さんだったじゃないですか。
だけどやっぱり日本トータルで見ると、
投資をやってる方が圧倒的に少ないから、
「アベノミクスは失敗だ」
みたいなことを言う方々も多い世の中、
実は、みんなこの金融教育を事前にやっていて、
ちゃんと投資やお金の運用方法とか決めたうえで
アベノミクスが起きたら、
また、もっと違った未来があったんだろうなって。
神田さん:
まさにそうですね。
アベノミクスのときに株価が上がっていって、
そこに投資してた人だけが恩恵を受けて、
貧富の差が広がった。
たくさん格差が広がった。
っていう批判があって。
でもそれは、
みんながやってればみんな裕福になっていた。 っていう話で、
やっぱりそこで、
「みんながちゃんと投資をしましょう」っていう、
そういう制度にできていなかったこと、
そういう教育ができていなかったことで、
格差が広がった
っていうことになってるので、
まさにそれを今、是正しようとしている
っていうことだと思っています。
川崎:
僕も今ね、
オンラインで、お金の教育っていって、
お金の塾を受けてるんですよ。
毎週1時間、先生とマンツーマンで。
たとえば、
それこそNISAのお話とか、年金のお話とか。
その勉強をするんですよ。
そうすると、
「何でこれ、もっと早くやってこなかったんだろう」
という後悔もあるんだけど、
今ちょっと、おもしろいですよ。
こういう知識を持っておくと。
あの、職業を偽って、受けてますけどね。
神田さん:
職業偽ってるんだ(笑)。
ここで言っちゃっていいの?
川崎: 政治家って言って、
「へ、そんなのも知らないんですか?」
って言われることが怖いから、
職業を言っていない。
神田さん:
え、ここで言っちゃダメなんじゃないの?(笑)
川崎:
多分バレてないと思います。
いや~、楽しいお話が聞けました。
これね、大体10分くらいでトークを回しているんですけれど、
もうすでにね、10分以上お話いただきました。
ありがとうございます。
神田さん:
あっという間ですね。
川崎:
もっともっとお話聞きたいなという気持ちもあるので、
また次回、機会があれば、
ぜひ出てほしいなと思います。
神田さん:
僕でよければいつでも。
川崎:
よろしくお願いします。
かんちゃんも、
音声メディア配信、やった方がいいんじゃないの?
いっぱい僕より喋ることがあるでしょう!
神田さん:
あ~、ちょっと手いっぱいかも。
でも、そのうちやるかもしれないので、
ぜひまた教えてください。
川崎:
そうですね。
まずはYouTubeの『CafeSta』と『メタバース会議』を
ぜひ一緒に、またやっていきたいなと思います。
神田さん:
『ジミ新さん、いらっしゃい!』も、僕はやっているので。
川崎:
あれ、いつ呼んでくれるの?
神田さん:
ハハハハ(笑)
川崎:
いつか出れるように頑張りますので、
そのときは、よろしくお願いします。
というわけで、今日の日でトークは、
神田潤一さんをお迎えしてお送りいたしました。
皆さん、聴いてくださりありがとうございました!
神田さん:
ありがとうございます。
最後はお知らせです。
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それでは今週も張り切っていきましょう!
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