名張消防署・消防団との意見交換会を開催しました。
- HIDETO KAWASAKI
- 4月23日
- 読了時間: 2分

4/20(日)に名張消防署と名張消防団の皆様と意見交換会を開催しました。
総務政務官としてお話を伺いましたので、以下にまとめます。
1. 消防団員の減少と確保の課題
名張市消防団では団員数が減少しており、若年層の入団が特に困難になっている 。
地域住民の協力はあるものの、団員の確保は難しい状況 。
一方で、残っている団員の士気は高く、実践的な訓練に励んでいる 。
新興住宅地からの入団希望者が増えており、女性団員も増加傾向にある 。
入団動機は、救命講習での経験や、地域・子供への貢献意識など 。
消防団活動への地域住民の理解や関心の低さが課題 。
2. 消防団の現状と課題
名張市は比較的災害が少ないため、市民の危機意識が低い傾向にある 。
地域によって消防団への協力度に差があり、温度差を感じる 。
高齢化が進む地域では、消防団員のなり手がいない 。
消防団員の高齢化、固定化が進んでおり、若手の人材が不足している 。
訓練への参加や地域行事への協力が難しい団員もいる 。
一方で、災害時の消防団の重要性は認識されている 。
3. 消防団活動の活性化に向けて
消防団活動の魅力を発信し、市民の理解を深める必要がある 。
吉本芸人を使った広報活動の効果は疑問視されている 。
消防団員のなり手不足解消のためのインセンティブ付与を検討すべき 。
消防団の装備や活動環境の改善も重要 。
4. 消防行政の課題と支援の必要性
消防施設の老朽化が進んでおり、更新のための財政措置が必要 。
救急需要の増加に伴い、救急体制の強化が求められる 。
地方交付税の削減が消防行政を圧迫している 。(教育無償化や所謂103万円の壁の引き上げによるもの)
国に対し、消防行政への財政支援を求める声が出ている 。
全体のまとめ
衆議院議員と消防団との意見交換では、消防団員の減少と高齢化、地域住民の消防団活動への関心の低さ、消防行政の財政基盤の脆弱性など、多岐にわたる課題が浮き彫りになりました。
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