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【毎週ヒデトーク】なぜ、物価は上がり続けるのか?家計を襲う物価高の「3つの正体」

音声配信はコチラから

この記事は、stand.fmにて配信している

「川崎ひでとの【ひでトーク】」を 生成AIを用いて要約したものです。



また、この放送のMCは

働くママを応援する事業支援サービス「Anymama」さん登録のメンバーの皆さんです。


MCの皆さんとは業務委託という形で、

しっかりお仕事としてご一緒させていただいています。


今週の配信もぜひ聞いて・読んでみてくださいね。

皆さん、こんにちは。衆議院議員の川崎ひでとです。この収録を行っている8月18日、厳しい暑さがまだまだ続いています。

今回のポッドキャスト「毎週ヒデトーク」のゲストMC、いっちーさんとの会話も、そんな気候の話から始まりました。「夏なのに夏野菜が高い」「トマトやきゅうりの中身がスカスカになっている」… いっちーさんの言葉通り、もはや「当たり前」になりつつあるこの異常気象は、私たちの食卓に深刻な影響を及ぼしています。 お子さんたちが夏休みで家にいる期間は、ただでさえ食費がかさむもの。そこに追い打ちをかけるように物価が上昇し続ければ、家計へのダメージは計り知れません。 「わかるけれど、それにしてもなぜ、こうも全部上がっているんだろう?」いっちーさんからこぼれたこの素朴な疑問は、多くの国民が感じている偽らざる実感だと思います。この物価高という漠然とした不安の正体を正しく理解することこそが、解決への第一歩です。 今回は、私たちの生活を苦しめる物価高の背景にある「3つの大きな原因」を、いっちーさんと一緒に紐解いていきたいと思います。


物価高の犯人①:もはや「当たり前」になった異常気象 まず一つ目の原因は、皆さんも日々肌で感じているであろう「気候変動」です。今年の夏、記録的な猛暑によってお米や夏野菜が十分に育たず、海の温度も上昇したことで魚もなかなか獲れなくなっています。スーパーに並ぶ野菜の値段が上がり、品質が落ちていると感じるのは、このためです。これは、農産物や海産物の供給量を減らし、価格を押し上げる直接的な原因となります。 しかし、影響はそれだけではありません。意外と見過ごされがちなのが、建設業界へのインパクトです。猛暑の中では、現場で働く方々の安全を守るため、作業時間がどうしても短くなります。昼間は熱中症の危険があり、夜は騒音問題で工事ができない。働き方改革の影響も重なります。 その結果、本来であれば計画通りに完成するはずだった道路や工場、社会インフラの整備が遅れてしまうのです。これは、モノの流れ(物流)や生産性の向上を妨げ、結果的に社会全体の供給能力を低下させ、モノが少ない(=価格が高い)状況を生み出してしまいます。「全く気づけなかった視点でした」といっちーさんも驚いていましたが、地球の気温上昇は、私たちの知らないところで経済全体の足かせにもなっているのです。

物価高の犯人②:遠い国の出来事ではない「海外の紛争」 二つ目の原因は、「海外の紛争」です。四方を海に囲まれ、資源の少ない日本は、ガソリンや食料など、生活に不可欠な多くのものを輸入に頼っています。そのため、海外で紛争が起きると、その影響を直接的に受けてしまう、非常に脆弱な構造を抱えているのです。 例えば、ロシア・ウクライナ問題や緊迫化する中東情勢によって、日本へ向かうタンカーなどの船は、危険な地域を避けて遠回りせざるを得なくなります。航路が長くなれば、その分、燃料費などの輸送コストがかさみ、そのコストは私たちが購入するガソリンなどの価格にそのまま上乗せされます。

この影響は、ガソリン価格だけに留まりません。例えば、スーパーで売られている美しい花や、トマトなどのハウス栽培野菜。実は、これらの多くは電気ではなく、「重油」という石油製品を燃やしてハウス内を暖めています。この重油も、当然ながらそのほとんどを輸入に頼っているため、海外情勢が不安定になると価格が高騰し、それが野菜や花の値段に直接跳ね返ってくるのです。遠い国の出来事が、私たちの生活コストにダイレクトに響いてくる。これが、輸入大国である日本の紛れもない現実なのです。


物価高の犯人③:すべての原因を増幅させる「円安」 そして三つ目の、そして最も根深く、他の二つの原因をさらに増幅させているのが「円安」です。海外からモノを輸入する際、円の価値が安ければ、それだけ多くの円を支払わなければなりません。かつては1ドル100円で買えたものが、今は150円出さないと買えない。円の力が弱まっているのです。 では、なぜこれほど円安が進んでいるのでしょうか。一言でいえば、世界中の投資家が、日本円の魅力、ひいては日本という国の将来性に対して、信頼を失いつつあるからです。 今の日本は、少子高齢化によって医療や介護といった社会保障費が膨らみ続けており、税収だけではとても賄いきれません。その不足分を補うために、国は「国債」という名の借金を毎年重ねています。海外の投資家から見れば、「毎年借金を繰り返している国」の通貨は、非常に不安定で信用できません。「いつか破綻するかもしれない」国の通貨を、積極的に買おうとは思わないのです。 買いたい人が少ない通貨の価値は、当然下がっていきます。これが、円安の根本的なメカニズムです。国が借金をし続けている限り、海外からの信認は得られず、円安の流れを止めることは困難なのです。

課題解決の鍵は「経済成長」。ピンチをチャンスに変える政策とは この円安を食い止め、物価高を克服するためには、日本が「借金に頼らなくてもやっていける、稼ぐ力のある国」であることを世界に証明し、信頼を取り戻すしかありません。かつてのソニーやトヨタのように、世界が「欲しい」と思う製品やサービスを生み出し、経済を力強く成長させる。そうすれば、投資家たちも「日本はこれから伸びる」と判断し、円の価値は自然と上がっていくはずです。 では、そのために政治は何をすべきか。私は、地球温暖化対策のような社会課題の解決を、経済成長のエンジンにするという発想が重要だと考えています。 例えば、二酸化炭素の排出を抑えるために、電気自動車(EV)への買い替えを促進する政策を打ち出すとします。国が手厚い補助金や減税を行えば、多くの人が「今がチャンスだ」と車を買い替えるでしょう。すると、トヨタやホンダといった自動車メーカーは生産を増やし、部品を作る多くの中小企業も潤い、そこで働く人々の給料も上がる。環境対策への投資が、経済全体を活性化させる好循環を生み出すのです。 私たちは今、物価高という厳しい現実に直面しています。しかし、その原因を一つ一つ丁寧に紐解けば、取るべき対策も見えてきます。次回の放送では、私たち自民党、そして野党の皆さんが、この国難をどう乗り越えようと考えているのか、具体的な政策の違いについて、さらに深くお話しできればと思います。 いっちーさん、今回もありがとうございました。

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