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【アップデート・ログ】国会が止まった理由─衆参のねじれが生んだ与野党の攻防

この記事は、音声配信「川崎ひでとのアップデート・ログ」をAIで要約したものです。(使用AI:Claude / Anthropic)

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今日のハイライト

  • ニュースでは中途半端にしか伝わらない「今の国会のリアル」を、現役政務官が頭の整理を兼ねて徹底解説

  • 法律はどう作られる?委員会付託・議院運営委員会・職権採決──知っているようで知らない国会の仕組み

  • 自民党は衆院で圧勝したのに、なぜ強引に進められないのか。すべての鍵を握る「衆参のねじれ」を解き明かす

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はじめに──台風と地震の週末に、東京から


どうも、川崎ひでとです。皆様おはようございます。6月27日、土曜日です。


今日は本当は地元でいろんな予定があったんですが、台風の影響でイベントが軒並み中止になってしまいまして。新幹線も止まる可能性があったことや、28日に「在京当番」があったことも踏まえて、今週は東京にいることにしました。もし27日に地元へ戻っていたら、台風で上京できなくなって、28日の在京当番の任務に当たれなくなる恐れもあったので。

台風もさることながら、地震も頻発していますよね。青森、茨城、千葉、山梨と、だんだん南下しているようにも感じてしまいます。皆様もご自身とご家族の身の安全を、何よりも優先してください。



さて、今日は最近の国会の流れについてお話しします。今、国会は完全に止まってしまっています。その背景には「衆参のねじれ」という、なかなか見えにくい構造があるんです。


自分で話すことで頭の整理にもなるので、お付き合いください。今の国会で起きていることは、学校では絶対に習いませんし、ニュースでも取り上げ方が中途半端でわかりにくい。だからこそ、この配信で「なるほど、そういうことか」と思っていただけたら嬉しいです。



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国会の用語は「自分で体得するしかない」


最初に正直なことを言うと、国会の流れや用語にはマニュアルがありません。自分で経験して、先輩に教わって、時には野党の議員さんや衆議院・自民党の職員さんに「ごめん、こんなことも知らなくて情けないんだけど教えて」と素直に尋ねながら、少しずつ体得していくしかないんです。



僕は今三期目ですが、むしろその立場を逆手に取って職員さんに聞きまくっています。「三期生でこんなことを聞くのも情けないんですが、知らないので教えてください」と。すると、たくさん教えてくれるんですよ。


こういう場面ではプライドなんて何の役にも立ちません。知らないことを素直に教えてもらう——これは何歳になっても大切なことだと思います。



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まず基本:法律はどうやって作られるのか


国会は「法律」と「予算」を作る場所です。その作り方の基本的な流れを整理しておきます。

法律はまず衆議院で議論・採決し、可決したものが参議院に送られ、参議院でも可決して初めて成立します。「衆議院の後に参議院」——これが大前提です。そして、この二段構えこそが、後で説明する「ねじれ」の問題に深く関わってきます。



衆議院で法律を審査するには、まず委員会にその法律案が割り振られます。これを「付託(ふたく)」といいます。たとえば医療に関する法律なら厚生労働委員会、AIに関することなら内閣委員会、道路や下水道なら国土交通委員会に付託される、という具合です。


では、誰がどの委員会に付託するかを決めるのか。それが「議院運営委員会(議運)」です。すべての出だしは、この議運から始まります。



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攻防の発端:議運での「職権採決」


ここからが本題です。今、国会運営は相当難しい局面に入っています。

先日、議院運営委員会で「議員定数削減の法案」や、「副首都構想に関わる法案」を、どの委員会に付託するかを決める場面がありました。ところが野党は「そんなことは許さない」と、議運の席を退席してしまったんです。


野党が席を立つと、本来は委員会の運営ができなくなります。しかし定数削減などは、自民党と日本維新の会が連立を組む際の条件になっており、「きちんとやりましょう」というお約束がある。そこで議運の委員長が職権で採決を行いました。


野党が退席して与党(自民党・維新)しかいない状態ですから、当然それぞれの委員会への付託が満場一致で決まり、採決・付託がなされました。



すると今度は野党が「こんな数の力での採決は許さない」と反発し、すべての国会日程について与党の申し出に応じないという、完全なガード状態に入ってしまったんです。これによって、国会運営そのものが停滞してしまっています。




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核心:「衆院で圧勝したのに、なぜ強引に進めないの?」


ここで多くの方が「先の衆院選で自民党は圧勝したんだから、強引に進めればいいじゃないか」と思われるかもしれません。


でも、そう簡単ではないんです。ここにこそ、今回の攻防の核心である「衆参のねじれ」があります。


冒頭で述べた通り、衆議院の後には参議院が待っている。そして参議院では、自民党はまだ少数与党なんです。維新を加えても過半数に届かず、無所属の方々にも案件ごとにお声がけして、なんとか過半数を取っていくという、本当に綱渡りの状態が続いています。



衆議院では自民党が圧倒的多数。でも参議院では過半数を持っていない。この「衆と参で力関係がねじれている」状態こそが、今の国会を動きにくくしている最大の原因です。


つまり、衆議院で数の力で押し通しても、参議院で弾かれてしまうことが往々にしてある。だからこそ、衆議院と参議院の審議は、本当に慎重に進めなければならないんです。



そういう状況の中で、議運で職権採決に踏み切ったのは、正直「なかなか思い切ったことをしたな」というのが僕の感想です。ねじれを抱えている以上、与党も決して強気一辺倒ではいられないんです。



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止まってしまった法律たち


実は今、高市総裁サイドが総裁選で他候補を貶める中傷動画を放ったのではないかという週刊誌の記事が話題になっていて、野党は「総理の口から直接説明を聞かせろ」と集中審議を求めています。ここの折り合いがついておらず、「集中審議をしないなら国会日程に応じない」と参議院側で言われている状態です。



その結果、僕が手がけてきたデータ利活用法や個人情報保護法も、衆議院は通過したものの、参議院で止まってしまっています。採決に応じてもらえず、他の法律も軒並みストップ。このまま止められると、7月17日までの会期内に終えることが難しくなり、会期延長もやむを得ないという状況になっています。まさに、ねじれが生んだ攻防のしわ寄せが、現実の法案審議に及んでいるわけです。



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豆知識:衆議院の優位性と「60日ルール」


ここで一つ豆知識を。ねじれ国会だからこそ意味を持つルールがあります。


衆議院で可決した法案が参議院に送られ、参議院で60日間決着がつかない場合(これを「みなし否決」と呼びます、その法案は再び衆議院に戻され、衆議院で3分の2以上の賛成で可決すれば成立します。これが「衆議院の優越」と呼ばれる仕組みです。



ただ、この手段はあまり使いたくないというのが、自民党内の衆参双方の本音です。国会は「衆議院でやった後に参議院でチェックして通す」という流れで設計されています。衆院の優越を乱用してしまったら、「それなら参議院はいらないじゃないか」という話になりかねない。ねじれているからといって力技に頼るのではなく、それぞれの院が役割をきちんと全うするためにも、丁寧な国会運営が必要なんです。



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停滞のしわ寄せは「現場」に来る


こういう状況が続くと、さまざまな法律の成立が遅れ、そのしわ寄せが現場に来ます。

国会議員はいいんです。そもそも夏休みなんてありませんから(笑)。でも、各国の大使館や外務省と調整しながら組んでいる外交日程に影響が出たり、衆議院・参議院・自民党で働く職員さんが全く休めず、日程すら組めない状況になってしまう。これは本当に申し訳ないことです。



だからこそ、早く国会が正常化するよう、各政党にはきちんと話し合ってほしいと思います。


僕自身は今、政府の立場にいるので、国会の日程運営は政党に委ねるしかなく、来たものを粛々とやるというスタンスです。ただ、こうして初めて国会の難しい運営を勉強・経験させてもらって、「なるほどな」と感じることばかりです。



この先どうなるかはわかりませんが、なるべくこのアップデートログで皆様にお伝えできるよう頑張ります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


それでは皆様、台風・地震にくれぐれも気をつけて、週末をお過ごしください。じゃあね。

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