【アップデート・ログ】広報が届かない時代の、広報を考える
- ひでと 川崎
- 11 分前
- 読了時間: 9分
この記事は、音声配信「川崎ひでとのアップデート・ログ」をAIで要約したものです。
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はじめに――二度目の収録という悲しいお知らせ
どうも、川崎ひでとです。アップデート・ログを録っていきます。実はこれ、二回目の収録なんです。
というのも、一度目の収録データが録れていなかったのです。ものすごい熱量を込めて喋っていたのに、それが録音されていなかった——正直、めちゃくちゃショックです(笑)。どうやら、携帯で収録していると、何かの通知が来たタイミングで録音が止まってしまうことがあるようなのです。今回は、そのパターンにはまってしまいました。それでも、皆様にお伝えしたい内容なので、もう一度、気力を振り絞ってこの収録をしております。ぜひ聞いていただければと思います。
さて、今日のテーマです。ここ最近、地元での座談会などを通じて強く感じていることがあります。それは、「広報が届かなくなった時代の広報」という問題です。マイナンバーカードをはじめ、国が伝えたい情報が、なぜか国民の皆様に届かない。その背景にある「フィルターバブル」という現象と、意外にも有効な「アナログな広報」の可能性について、今日はお話ししたいと思います。
座談会で見えてくる、生の声
最近、地元に戻ると、国政報告会や座談会を積極的に開催しています。特に、少人数の座談会を多めにするよう心がけています。
国政報告会と座談会は、少し性質が異なります。国政報告会は、たとえば一時間の設定であれば、私の方から最近の国政の動きを二つ三つピックアップしてお伝えし、それに対して質問やご意見をいただく、という形が中心です。一方の座談会は、参加者が十人くらいの少人数。話しかける前に「最近何か気になっていることはありますか」と皆様に問いかけ、そのお悩みを聞くところからスタートします。だからこそ、より生の声が聞けるのが、座談会の良さなのです。
たとえば「消費税のことをテレビでよくやっているが、実際どうなのか」「皇室典範について、実際はこうなのではないか」といったご意見。あるいは、座談会ですと、やはり地元の話題も多くなります。「塩浜の海岸の改修は、これからどうなっていくのか」「服部川のこれはどうなのか」といった、地域に根ざしたお話も、よくいただきます。
最近、急増している「マイナンバーカードへの不安」
そうした中で、ここ最近、とにかくよくご意見をいただくテーマがあります。それが、マイナンバーカードです。
やはり、マイナンバーカードへの不信感というものが、非常に根強くあるのです。ここが拭えていない、という点を、私は強く感じています。
具体的にどういうご意見かというと、「マイナンバーカードが怖い」という声です。その理由の一つが、あの金色のICチップの部分です。「あそこに自分たちの個人情報がぎっしり入っていて、もしカードを盗まれたり落としたりすると、そこから個人情報がバーッと抜かれてしまうのではないか」という不安。あるいは、「マイナンバーカードと口座、公的給付金を受け取るための口座登録をすると、そこから自分たちの預金情報が見られてしまうのではないか」という懸念です。
こうした不安の声を、ここ最近、本当に相変わらずよくいただくのです。
一生懸命説明しても、届かない
正直に申し上げると、これまでも私たち——デジタル庁、あるいはデジタル社会推進本部に所属する政治家は、マイナンバーカードのこうした不安を払拭するために、日々SNSで発信をしてきました。国政報告会でも、「大丈夫なんですよ」という理由を、一生懸命に説明してきました。
しかし、です。私たちが情報を広げられる世界というのは、そんなに広くはなく、なかなか伝わっていかないのです。
座談会のような場であれば、「ああ、そういうことだったのか」と、その場で不安を払拭することができます。しかし、そこで次に出てくるキーワードがあります。それは、間違いなく「もっとしっかりと広報・周知をしてほしい」というご要望なのです。
「広報していない」わけではない――届いていないのだ
「もっと知らせてくれ」と、時に怒りを滲ませてそうしたお話をされる方もいらっしゃいます。しかし、実はこの部分こそが、今日の大きなテーマなのです。
政府側は、広報活動をやっていないのでしょうか。決して、そんなことはありません。毎年毎年、しっかりと予算を組み、デジタル庁はデジタル庁で、政府広報は政府広報で、きちんと周知活動を行っているのです。
にもかかわらず、「もっと周知せよ」というご意見が出る。ということは——それは「広報が見られていない」ということなのです。そうですよね。見たことがないから、「知らなかった、もっと周知しろ」というご意見が出てくるわけですから。
だから、このギャップを埋めない限りは、皆様に情報が知られることはない。では、このギャップはなぜ発生しているのか。それを考えなければならないのです。
原因①――テレビを見なくなった
第一の原因は、皆さんがテレビを見なくなったことです。
テレビを見なくなったことによって、番組内のインフォマーシャルやコマーシャル、あるいは番組内の企画が、はっきり言って届かなくなっています。ましてや、ワイドショーのようなものになってしまうと、どこか面白おかしく、皮肉めいた形で扱われる部分もあり、どちらかというと批判的な意見の方がフォーカスされてしまうというデメリットもあります。
ですから、テレビCMを打っても、インフォマーシャルを打っても、それが届かないというのは、もう皆様ご存知のとおりです。
そして、これは若者だけの話ではありません。「若者はテレビを見ない」とよく言われますが、実は高齢者も見ていないのです。座談会でアンケートを取ってみても、ほぼ皆様、テレビを見ていない。テレビはおろか、新聞も見ていない。これは若者のみならず、高齢者でも発生している、現実の実態なのです。
原因②――YouTubeもSNSも「フィルターバブル」
「では、YouTubeはどうか」という話になります。しかし、たとえばデジタル庁のマイナンバーカード解説の記事を、皆様がYouTubeで見るかというと——絶対に見ないですよね。
仮にこれをYouTube広告として打ったとしても、皆様のお手元には届かないと思います。なぜなら、YouTubeやSNSというのは、皆様の趣味嗜好に合わせたものが表示される、いわゆるフィルターバブルの世界だからです。
自分の興味のある情報ばかりが流れてくる世界では、マイナンバーカードの解説記事のような情報は、そもそも皆様のお手元に流れてきません。ましてや、流れてきたとしても、興味がなければ数秒でスキップされてしまう。それでは意味がないのです。
私たち政治関係者は、政治関連のニュースが流れてくるので、YouTubeやSNSでこうした情報に触れます。しかし、それは私たちが日頃から政治に関心を持っているからこそ、そういう情報が表示されるのです。政治や行政に興味のない方が、わざわざYouTubeで時間を使ってマイナンバーカードの解説を見るとは思えませんし、そもそもレコメンド(おすすめ表示)に出てくるとも思えません。
つまり、今のこの世の中の情報は、趣味嗜好が合う人たちにしか届かない構造になっているのです。そうでない人たちには、情報格差がどんどん広がっていく。これこそが、今のこの社会の恐ろしいところだと思います。一度このフィルターバブルの世界に入り込むと、なかなか抜け出せない。仮にYouTubeの閲覧履歴をリセットしても、アルゴリズムが完全に消えるとは思えないのです。
逆説――アナログな「ポスター」の可能性
では、どうすればよいのか。SNSをジャックすることで情報を届けようとしても、それは到底不可能です。それよりも、いかに生活に溶け込むか、という視点の方が、はるかに重要になってきます。
極端な例かもしれませんが、たとえばトイレットペーパーに、四コマ漫画のようにマイナンバーカードの解説を印刷しておく、といった発想です。トイレは、皆さん必ず一日一回は行きますよね。だからこそ、そうした生活動線の中に情報を埋め込むことが、非常に大切になってくるのです。
要は、生活の中の動線に、どれだけ情報を溶け込ませられるか。これが、これからの広報のポイントになってくるのではないかと思います。
そう考えると、私たち政治家が日頃からやっている、あの活動が見直されます。私たちはポスターを印刷して街中に貼らせていただいていますが、これは一見、アナログで古い手法に感じられるかもしれません。しかし実は、これからのネット社会のさらなる発展を見越したときに、最もこのアナログな方法こそが、皆様の印象に残るのではないか——そう考えているのです。
西野さんと海底鬼岩城の話
先日、こんな話がありました。ある番組で、日曜日の初耳学に、キングコングの西野亮廣さんが出演された際のお話です。
映画「ドラえもん のび太と海底鬼岩城」——これは、お父さんお母さん世代、あるいは子どもたちが、そのCMを見て映画館に行ったのかというと、実はCMを見て行った人はほとんどいなかった、というのです。一方で、名探偵コナンは、街中に貼ってあるポスターを見て来た人が多かった。つまり、人が移動するところにきちんとアプローチをすることで、集客につながっていた、というお話でした。まさに、その通りだと思います。
だから、私たちが未だにアナログなポスターを印刷し、街中に貼らせていただくという、いわば「陣取り合戦」を続けているのは、こうしたところにつながっていくのではないかと思うのです。
まとめ――生活に溶け込む広報を
いずれにしても、周知のやり方というのは、もうこれは政府全体が本当に真剣に考えなければならないことだと思います。いたずらにアイドルを使ってマイナンバーカードの普及をやろうとしても、あるいはYouTubeやSNSでネット広告に時間と労力を割いても、届かないのですから。それならば、むしろポスターをたくさん作って街中に貼る方が、明らかに周知の効果は高いのではないか。そう思うのです。
もちろん、これが唯一の正解だとは言いません。しかし、この「現実的な落としどころ」を、デジタル庁の中でも、そして政府の広報施策の中でも、ぜひ考えてほしいと思っています。フィルターバブルによって情報が届きにくくなった今だからこそ、生活動線に溶け込む広報のあり方を、改めて見つめ直すべきなのです。
というわけで、今日は「広報が届かなくなった時代の広報」について考える、という内容でお話しさせていただきました。それでは今日も一日、張り切ってまいりましょう。じゃあね。
この記事は音声配信「川崎ひでとのアップデート・ログ」(2026年8月15日収録)をAIで文字起こし・構成したものです。




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