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【テクポリ!!】伊賀市に防災庁が絶対に来ない「行政のロジック」について

この記事は、音声配信「テクポリ!! Technology×Policy」をAIで要約したものです。

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皆様、こんにちは。衆議院議員の川崎ひでとです。

本日も「テクポリ」をご覧いただきありがとうございます。


1月6日、火曜日。


お正月休みが明けて、本格的に社会が動き出したタイミングかと思います。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。


今日のブログは、前半と後半で全く毛色の違うお話をさせていただきます。


前半は、多くの日本人が今まさに直面しているであろう「正月太り」という切実な悩みについて。

そして後半は、私の地元である三重県伊賀市で話題になっている「防災庁の誘致」について、政治と行政のプロとしての視点から、かなり踏み込んだ「冷徹な現実」をお話ししたいと思います。


⒈恐怖の「脂質」トラップ! 政治家のダイエット奮闘記

お正月、体重計に乗るのが怖くないですか?

まずは、皆様に問いかけたいと思います。

正月太り、していませんか?

「ドキッ」とした方、多いのではないでしょうか。

年末年始の暴飲暴食、こたつでゴロゴロ、お餅におせちにお酒……。

楽しかった時間の代償として、体重計の数字が増えているという悲鳴が、あちこちから聞こえてきます。


YouTubeを開けば「正月太りを〇〇週間で解消!」「お腹ペッタンコ!」といったサムネイルが躍り、世の中全体が「リセットモード」に入っていることを感じます。

かくいう私、川崎ひでとも例外ではありません。


というより、私もまさに今、ダイエットに全力を注いでいます。

「ダイエット宣言」をしてから今日でまだ3日目なのですが、早くも心が折れそうになるほど、現代社会における食事管理の難しさを痛感しています。



「ヘルシー」の落とし穴

ダイエットにおいて私が意識しているのが、いわゆる**「PFCバランス」です。

PFCとは、Protein(タンパク質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の頭文字をとったもの。

カロリーだけでなく、この3つの栄養素のバランスを整えることが重要なのですが、やってみて分かりました。


「脂質(Fat)」を抑えるのが、この世で一番難しい。

日頃、私たちが何気なく食べている食事の中に、どれほどの脂質が潜んでいるかご存知でしょうか。

例えば先日、私はファミリーレストランの「ガスト」に行きました。



最近のファミレスは素晴らしいですね。「低糖質メニュー」というカテゴリーがあり、ダイエット中の私には救世主のように見えました。

そこで私は、迷わず「チキンのソテー」を注文しました。



「これならタンパク質もしっかり取れるし、糖質も低い。完璧だ!」

そう思って食べたのですが、後で栄養成分を確認して愕然としました。

確かに糖質は低い。タンパク質も取れている。


しかし、脂質が恐ろしいほど高かったのです。



結果として、そのお昼ご飯だけで摂取カロリーは跳ね上がり、1日の目標摂取カロリー(私の場合、約2000kcal程度が目安)の半分以上にあたる1000kcal近くを摂取してしまっていたのです。



朝ごはんでも300kcalほど食べていましたから、残りの夕食で摂取できるのはわずか500kcal程度。



しかも、脂質の枠はすでにオーバーしています。


「夜、食べるものがない……」


夕食のメニュー選びに絶望する。これがPFCバランスを意識したダイエットの現実です。



政治家は「会食」との戦い


さらに、私のような政治家という職業柄、ダイエットの難易度はさらに跳ね上がります。

私たちにとって、食事は単なる栄養補給ではなく、秘書さんやドライバーさんとのコミュニケーションの場であり、支援者の方々との社交の場でもあります。


お昼にみんなで定食屋に入れば、どうしても「トンカツ定食」や「唐揚げ定食」といった揚げ物が中心になります。

「僕はダイエット中なので……」と一人だけサラダを食べるわけにもいきません。

夜になれば、新年会シーズンということもあり、中華料理や焼肉といった脂質のオンパレードのようなお店へのお誘いも増えます。


中華料理の円卓を囲んで「私は食べません」なんて言ったら、その場の空気が凍りつきますよね(笑)。



こうして、付き合いを大切にすればするほど、肝臓は酷使され、体には脂質が蓄積されていく。

これが政治家の、いや、社会人の宿命なのかもしれません。

しかし、諦めるわけにはいきません。

1月は、私と一緒に「公開ダイエット」をしませんか?

FacebookやX(旧Twitter)でコメントをいただければ、グループを組んで励まし合いながら、この難局を乗り越えていきたいと思っています。



「私も痩せたい!」という同志の皆様、ご連絡をお待ちしております。



⒉【直言】伊賀市に「防災庁」は来ません。


さて、ここからは少しトーンを変えて、真面目な政策と行政の話をします。

特に私の地元である三重県伊賀市、名張市の方々には、少し耳の痛い話になるかもしれませんが、「物事がどうやって決まるのか」という行政のプロセスを知る上で非常に重要なケーススタディですので、ぜひお読みいただければと思います。



突如浮上した誘致合戦


最近、伊賀市では「国が創設を予定している『防災庁』を伊賀に誘致しよう!」という動きが活発化しています。


稲森市長が記者会見で高らかに誘致を宣言し、今日の上野商工会議所の賀詞交歓会でも「全力で誘致に取り組む」と挨拶されていました。


それに呼応するように、お隣の名張市も「伊賀が手を挙げるならウチも!」と手を挙げ、地域全体が「防災庁誘致だ!」と盛り上がっているように見えます。


しかし、結論から申し上げます。


伊賀地域に防災庁ができることは、絶対にあり得ません。

100%無理です。


なぜ、ここまで断言できるのか。


それは、伊賀市の進め方が、国の機関を誘致する上で絶対にやってはいけない「致命的なミス」を犯しているからです。



致命的ミス:知事との「対話不足」

その最大の理由は、「三重県知事・三重県庁と全く話ができていない」という点に尽きます。

考えてみてください。


国の重要な行政機関である「防災庁」の拠点を東海エリアに持ってくるとなった場合、そのカウンターパートは誰になるでしょうか?



一義的には「県」です。


本来であれば、まずは伊賀市が三重県知事の元へ行き、

「伊賀地域は地盤も固く、内陸で津波の心配もない。ぜひ三重県として、伊賀を候補地として国に推してほしい」


と相談し、県と市で合意形成を図るのが筋です。



県としての戦略の中に「伊賀誘致」を組み込んでもらい、知事と市長がタッグを組んで国へ要望に行く。



これが、行政機関を誘致するための「あるべき姿(王道)」です。



ところが、今回の伊賀市の動きは、そうしたプロセスを一切飛ばして、いきなり記者会見で「誘致するぞ!」とぶち上げてしまいました。



これでは、三重県庁側からすれば「は? 何の話?」となってしまいます。

「そんな話、聞いてないよ」と。



県の戦略は「伊勢」にある

さらに悪いことに、実は三重県庁には、すでに別の戦略があります。


県としては、南海トラフ地震などの大規模災害を見据えた時、復旧・復興の最前線拠点となるのは、被害が想定される沿岸部にアクセスしやすく、かつ安全が確保できる場所であるべきだと考えています。



具体的には、「伊勢志摩地域(南伊勢方面)*です。

県はすでに、この構想を近隣の市町の首長たちと共有し、合意を取り付けています。

そして、その合意をバックに、先日、防災庁設置準備担当の牧野大臣の元へ要望活動に行っているのです。



「三重県としては、県内の総意として、この地域(伊勢志摩)を推します」と、国にプレゼンをしているわけです。



国から見れば「迷走」でしかない


この状況を、国(防災庁準備室)の視点から見てみましょう。

一方で、三重県知事が「県を挙げて伊勢志摩にお願いします」と要望に来る。

もう一方で、伊賀市長が「いや、伊賀市にお願いします」とメディアで叫んでいる。

国からすれば、「え、結局どっちでやりたいの? 三重県内で意見が割れてるの?」となりますよね。



国の機関の設置場所を決める際、地元で意見が割れているような場所に白羽の矢が立つことはありません。



当然、広域自治体である「県」が、周辺市町を含めて調整し、一本化した案(この場合は伊勢案)が優先されます。



県を通さずに単独プレーで手を挙げている伊賀市・名張市の方に目が向くことは、制度上あり得ないのです。



「根回し」は悪ではない


期待感だけを煽って、結果的に市民をがっかりさせる。

今の伊賀市のやり方は、残念ながら「確実にコケる」やり方です。


これは、政治や行政に関わったことがある人なら、誰でも分かる初歩的なミスです。

民間企業の工場誘致であれば、トップダウンで決まることもあるでしょう。


しかし、国の機関、それも「防災」という国民の命に関わる組織の配置において、県との連携なしに、マスコミを使ったパフォーマンスだけで決定が覆るなんてことは、天と地がひっくり返ってもありません。


「段取り」や「根回し」という言葉を聞くと、何か古い、悪いことのように感じるかもしれません。


しかし、物事を円滑に進めるためには、関係者と事前に話し合い、合意を形成し、チームとして動くための準備が不可欠です。


それはビジネスでも同じはずです。


もし、日頃から知事と密にコミュニケーションを取り、「伊賀地域の利便性」を論理的に説明し、県を味方につけていれば、景色は変わっていたかもしれません。

しかし、現状のような「やったもん勝ち」のスタンドプレーでは、何も成し遂げられないのです。


まとめ

今日は少し厳しい言い方になったかもしれませんが、これが「政治と行政のリアル」です。

  • ダイエットも行政も、基礎(PFCバランス/合意形成)が大事。

  • 一時の感情やパフォーマンス(食欲/メディア発表)に走ると、後で痛い目を見る(リバウンド/誘致失敗)。


なんだか、強引ですが今日の2つの話題がつながったような気がします(笑)。



伊賀市の皆様には、こうした背景があることを知っていただいた上で、冷静に市政の動きを見ていただければと思います。

そして、ダイエット仲間の皆様は、明日の食事の脂質に気をつけて、一緒に頑張りましょう!


それでは、また次回の「テクポリ」でお会いしましょう。

川崎ひでとでした。じゃあね。


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