【毎週ヒデトーク】消費税は下げるべき?現金給付?—「もっと良い使い道があるはず」という声に、政治家が本音で答えます
- anymama0274
- 12 分前
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この記事は、stand.fmにて配信している
「川崎ひでとの【ひでトーク】」を 生成AIを用いて要約したものです。
また、この放送のMCは
働くママを応援する事業支援サービス「Anymama」さん登録のメンバーの皆さんです。
MCの皆さんとは業務委託という形で、
しっかりお仕事としてご一緒させていただいています。
今週の配信もぜひ聞いて・読んでみてくださいね。
皆さん、こんにちは!衆議院議員の川崎ひでとです。
私のポッドキャスト番組「毎週ヒデトーク」、今回のゲストMCは、2回目のご登場となる「おそば」さんです。
選挙のたびに繰り返される「消費税を下げるべきか、現金を給付すべきか」という議論。しかし、おそばさんから、この議論の本質を突く、非常に鋭い質問をいただきました。
「現金をもらってもすぐ使ってしまうし、消費税が下がってもそれがいつまで続くのか。。。税収が増えているなら、地球温暖化対策のような、絶対に取り組まなければならない課題に使うという議論はなぜ出てこないのでしょうか?」
この素晴らしい問いかけをきっかけに、今回は「税金の本当の役割」について、学校では決して教わらない話を交えながら、徹底的に解説します。
全ての政党が目指すゴールは同じ。でも、そこへの道筋が違う
まず大前提として、与党も野党も、目指している最終ゴールは「皆さんのお給料を上げること(賃上げ)」で一致しています。
ただ、そのアプローチが異なります。
与党(自民党・公明党など):経済を成長させ、会社を儲けさせる。その利益を社員に分配(給料アップ)してもらう「成長と分配」という考え方です。
野党:まず消費税を下げて家計の負担を軽くする。それによって生まれた余裕で、もっと買い物をしてもらい、経済を回していこうという考え方です。 では、なぜ私たちは野党の皆さんが主張する「消費税減税」に慎重なのでしょうか。
学校では教わらない、消費税の「本当の使い道」
皆さんは、消費税が何に使われているかご存知ですか?実は、消費税の使い道は法律で厳格に定められており、「年金」「医療」「介護」「少子化対策」の4つにしか使えません。
皆さんが病気やケガをした時に安い自己負担で病院にかかれるのは、この消費税と社会保険料のおかげなのです。
つまり、消費税を下げてしまうと、私たちの医療費が高くなるなど、社会保障のレベルが低下する直接的なリスクがあります。
なぜ「消費税減税」は悪手なのか?3つの大きな理由消費税減税には、社会保障の財源がなくなること以外にも、経済をかえって悪化させかねない、3つの大きな問題点があります。
悪性インフレと円安を招く:減税で足りなくなった分を国の借金(国債)で賄うと、海外から「日本は借金ばかりで不安定な国だ」と見なされ、円の価値が暴落(円安)する恐れがあります。 円安が進めば、ガソリンや小麦などの輸入品の価格がさらに高騰し、物価高対策のはずが、逆効果になってしまいます。
中小企業の賃上げを阻む:借金ではなく、大企業への増税で賄おうとすると、今度は大企業が下請けの中小企業に支払う代金を値切る可能性があります。 これでは、日本経済を支える中小企業の経営が圧迫され、賃上げどころではなくなってしまいます。
とにかく時間がかかりすぎる:消費税率を変更するには、法律の改正だけでなく、全国のスーパーや小売店のレジシステムを全て改修する必要があります。 これには約1年かかると言われており、「今、物価高で苦しい」という人々を救うには、あまりにも時間がかかりすぎるのです。
私自身も給付金という手法が最善だとは思いませんが、今すぐ対応するためには、ガソリンや電気代への補助金や、給付金といった「スピード感」のある対策を選ばざるを得ない、というのが現状です。
税金の「賢い使い方」とは?環境対策が経済を成長させる
では、税金はどう使うべきか。ここでおそばさんの「温暖化対策に使ってはどうか」という提案に話が戻ります。これは、まさにおっしゃる通りです。
私の地元・三重県でも、温暖化の影響で米や魚、海苔が獲れなくなるなど、被害は深刻です。 この原因である二酸化炭素を減らすため、例えば**「燃費のいい車への買い替え」に、手厚い補助金(税金)を投じる**のはどうでしょうか。
補助金が出れば、車の買い替えが進みます。 すると、トヨタやホンダといった自動車メーカーが潤い、部品を作る周りの中小企業にも仕事が増えます。 会社の業績が上がれば、社員のお給料も増える。
このように、
環境問題を解決するための税金投入が、経済成長と賃上げにも繋がるのです。 これは、単にガソリン価格を下げるよりも、はるかに建設的な税金の使い方だと言えます。
「貯蓄から投資へ」NISAが日本の未来を創る
この「賢いお金の使い方」は、投資にも通じます。日本人は貯金好きですが、その国民性が、実は日本の成長を妨げていた側面もあります。
コロナ禍でファイザーやモデルナが素早くワクチンを開発できたのは、有望な企業に果敢に投資するアメリカの文化があったからです。 実は日本の製薬会社も開発まであと一歩のところまで迫っていましたが、開発資金が足りず、断念してしまいました。
この状況を変えるため、岸田政権は「新NISA」を導入し、国民の皆さんが投資を始めやすい環境を整えました。 投資はギャンブルではなく、未来の成長を支える重要な行為です。NISAなどを活用して、ぜひ皆さんの力で日本の企業を応援してほしいと思います。
おそばさん、ありがとうございました。お金の話はまだまだ尽きないので、ぜひまた後半戦でも語り合いましょう。
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