【ホンネ会議#36】デジタル政務官、就任早々の悲劇と、我が街の「DX進捗度」衝撃の事実
- ひでと 川崎
- 16 時間前
- 読了時間: 6分
この記事は、Spotifyビデオポッドキャスト「川崎ひでとのホンネ会議」をAIで要約したものです。
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どうも、皆さんこんにちは。衆議院議員の川崎 ひでとです。
『川崎ひでとのhホンネ会議』、今週も(今回はライブで)お越しいただき、本当にありがとうございます。
まず本題に入る前に、私の身に起きた、あまりにもショックな胸の内からお話しさせてください。
幕張メッセに行けない…デジタル政務官の「在京当番」
実は私、今日この日のために、幕張メッセで開催される「踊るハロウィンナイト」という、盆踊りとハロウィンを融合させた最高に楽しそうなフェスティバルのチケットを、ずいぶん前から取っていたんです。今日の日を心待ちにし、ウキウキしながら準備をしていたまさにその時、ふと気づいてしまったのです。
「あれ? 幕張メッセって、千葉県だよな…?」
なぜ今、私が東京にいるのか。それは、本日が**「在京当番」**だからです。これは、大臣・副大臣・政務官のうち誰か一人は、緊急事態や有事に備えて、必ず東京23区内にいなければならないというルールなんです。
もうお分かりですね。23区から出られない私は、千葉県にある幕張メッセに行くことができません。せっかく高いチケットを買って、あんなに楽しみにしていたのに…。
まさか自分がデジタル大臣政務官を拝命するとは思っていなかった時期に取った予定だったので、完全に確認漏れでした。ちなみに、去年もこのイベントのチケットを取っていたのですが、その時は急遽「選挙」が始まり、行けませんでした 6。二年連続の悲劇です。本当にショックです…。
ご報告:左目の手術について
もう一つ、皆様にご報告があります。プライベートな話で恐縮ですが、先日、左目の手術をいたしました。
ご覧いただいて、少し違和感があるかもしれません。今年に入ってから、どうも左のまぶたが重くかぶさってくる感覚があり、視界が狭くなってしまっていました。写真などを撮る際も、無理やり目を見開くようにしていたため、おでこや眉の筋肉が常に硬直し、ひどい頭痛にも悩まされるようになっていたのです。
病院で診てもらったところ、いわゆる「眼瞼下垂」の一種で、まぶたの重さに筋肉が耐えきれず落ちてくる症状とのことでした。そしてこの度、手術に踏み切りました。
「整形したんだろう」などと色々と言われるのも面倒なので、この場でハッキリとご報告させていただきました。まだ少し腫れはありますが、視界が驚くほど明るくなり、本当にやって良かったと思っています。
【本題】あなたの街は大丈夫?日本のDX「衝撃の進捗」
さて、大変お待たせいたしました。ここからが本題です。
デジタル大臣政務官を拝命した私から、今、日本が直面している「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の現在地について、皆様とぜひ共有したい事実があります。
なぜ、今「デジタル庁」なのか
まず、なぜDXが急務なのか。日本は今、深刻な人口減少の局面にあります。特に地方では、行政サービスを維持するためのコストが重くのしかかっています。市民の税収は減る一方なのに、市役所の業務はいつまでも「紙文化」。技術的には可能なのに、手続きのためにわざわざ市役所に行かなければならず、そこには必ず「人手」が必要になります。
さらに、市役所が個別に管理しているサーバーは数年ごとに高額な更新費用がかかります。法律や条例が変わるたびに、各自治体がバラバラにシステム改修を発注し、莫大なコストと労力がかかっている。これが現実です。
このムダをなくすため、国が「ガバメントクラウド」という共通のシステム基盤を用意し、法律が変わった際も国が一括で改修すれば、全自治体に即座に反映される。そんな社会を目指すのが、私たちデジタル庁の大きな構想の一つです。
DXの進捗は「ダッシュボード」で可視化されている
では、その進捗は今、どうなっているのか。
実は、デジタル庁のホームページには「政策ダッシュボード一覧」というページがあり、誰でも日本のDXの進捗状況をリアルタイムで確認することができます。
ここでは、マイナンバーカードの普及状況や、コンビニでの証明書発行件数といった基本的なデータから、「子育て」「介護」「医療」「教育」といった分野で、どれだけの手続きがオンライン化されているかが、自治体ごとに丸裸にされています。
三重県の衝撃的な格差:「96%」の伊賀市と「23%」の四日市市
今日はこのダッシュボードを使い、私の地元の状況を少し覗いてみたいと思います。
まず「子育て・介護」分野の手続きオンライン化率です 24。
伊賀市:96% 素晴らしい数字です。「妊娠の届け出」以外はほぼ100%達成しており、全国でもトップクラスの進捗です。
鈴鹿市・名張市・亀山市:子育て分野は進んでいますが、「介護」に関するDXが遅れているようです。介護申請はご本人ではなく、そのご家族(息子さん・娘さん)が働きながら行うケースも多いので、早急なオンライン化が望まれます。
四日市市:23%!!目を疑いました。四日市市のオンライン化率は、めちゃくちゃ低い!あれだけの大都市で、今、三重県で最も成長していると言われる街が、子育ても介護も、全然DX化できていない。これは衝撃的な事実であり、極めて深刻な問題だと私は思います。
分野によっても格差が(学校DX)
一方で、面白いデータもあります。「学校DX」の進捗です。
これは、遅刻・欠席・早退の連絡などを、保護者がオンラインでできるか、という指標です。
四日市市:76% 先ほど子育て・介護23%だった四日市市が、ここでは高い数字を出しています。
伊賀市:25% 35逆に、子育てDXで96%を叩き出した伊賀市が、学校DXでは25%と低迷しています。
鈴鹿市 40%、名張市 37%、亀山市 36% 37これらもまだ半分以下です。忙しい保護者の皆さんからすれば、電話連絡ではなくLINEなどで手軽に連絡できた方が良いに決まっています。
皆様へのお願い:地元のDX進捗を確認してください
このように、デジタル庁のダッシュボードを見れば、自分たちの街が「やっている」ことと「やっていない」ことが一目瞭然です。
もし、皆様がこのダッシュボードを見て「私の街、全然DXが進んでいないじゃないか」と思われたら、ぜひ、地元の市議会議員や区議会議員の知り合いに「〇〇市は、なぜ子育てDXをやらないのか」と、声を届けてください。
特に「子育てのDX」は待ったなしです。お父さん、お母さん、特に母親の皆さんは、本当に多大な時間と労力を子育てに注いでいます。その負担を少しでも減らすために、行政手続きのデジタル化は、今すぐやるべき最優先事項の一つだと私は強く信じています。
今後もデジタル大臣政務官として、こうした日本のDXの「今」を、皆様に本音でお伝えしていきたいと思います。
それでは、また次回。じゃあね。










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