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【ホンネ会議#44】年末にダウン!? 2025年激動の振り返りと、2026年に仕掛ける「AI・データ戦略」の全貌

この記事は、Spotifyビデオポッドキャスト「川崎ひでとのホンネ会議」をAIで要約したものです。

コンテンツ配信はコチラから




皆さん、こんにちは。衆議院議員、そしてデジタル大臣政務官の川崎ひでとです。



『川崎ひでとのホンネ会議』、2025年最後の配信となります!

今日は12月28日、日曜日です。

……えー、まず最初に、私の声の調子がおかしいことにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。


正直に告白します。私、年末のこの大事な時期に、思いっきり風邪をひきました。

先週の後半あたりから、喉の痛みと発熱に襲われまして、金曜日の配信をお休みしてしまいました。申し訳ありません。



今は熱も下がってだいぶ回復しましたが、まだ体の節々が痛むような状況です。インフルエンザではなかったのが不幸中の幸いですが、やはり年末の怒涛のスケジュールと、「在京当番」の緊張感の中で、ふと気が緩んだ瞬間にやられてしまったのかもしれません。



政治家として元気に活動するためには、何よりも「健康」が資本。


手洗い、うがいという基本中の基本をサボってはいけないと、痛感している年の瀬です。皆さんも、年末年始に体調を崩さないよう、くれぐれもご自愛くださいね。



さて、今年最後の「ホンネ会議」。

テーマは「2025年の総括」と「2026年の展望」です。



1. 激動の2025年:総務省からデジタル庁へ

私にとっての2025年は、まさに「政府の一員」として走り抜けた1年でした。


昨年の11月から今年の10月21日までは、#総務大臣政務官 を務めさせていただきました。

そして、一息つく間もなく、今度は#デジタル大臣政務官 という新しいお役目を拝命し、再び政府の立場で政策に関わらせていただいています。



「老舗」と「ベンチャー」の違い

この1年で、総務省とデジタル庁という2つの役所を経験しましたが、中の雰囲気は随分と違います。


総務省は、旧自治省、旧郵政省、旧総務庁が統合された役所であり、長い歴史と伝統があります。組織としての文化が確立されており、どっしりとした安定感があります。

一方で、デジタル庁はどうでしょうか。



発足してまだ5年目。私は「5代目」の政務官になります。



歴史が浅い分、まだ「これぞデジタル庁」という確固たる文化が定まりきっていません。しかし、それは逆に言えば、*これから自分たちで文化を作り上げていける」という面白さでもあります。


役所の在り方そのものを、時代に合わせて柔軟に変えていく。そんな「霞が関のベンチャー企業」のような空気が、デジタル庁にはあります。



2. デジタル庁の挑戦:「行政DX」と「生成AI」


現在、デジタル庁が総力を挙げて取り組んでいるミッション。

それは、とにもかくにも「行政のDX化」です。



最近、ニュースでも取り上げられるようになりましたが、デジタル庁では #源内 という独自の生成AIモデルを活用しています。


これをデジタル庁だけで使うのではなく、農林水産省や厚生労働省、国土交通省など、他のすべての省庁に展開していくプロジェクトが進んでいます。



役所の仕事はどう変わる?

では、AIが入ることで具体的に何が変わるのか。

例えば、私たち国会議員からの質問に対する「答弁書の作成」。これまでは官僚の皆さんが深夜まで残業して作成していましたが、AIが下書きを作ることで大幅な効率化が期待できます。


また、「申請業務」のチェックも劇的に変わります。


国交省の建設許可や農水省の各種申請など、役所には膨大な書類が届きます。これまでは担当者が1件1件、人の目でチェックしていましたが、ここにもAIを導入します。



AIが一次チェックを行い、人は最終判断に集中する。これにより、審査のスピードが上がり、国民の皆さんをお待たせする時間が減ります。



こうした「役所のDX」を進めるための予算は、年末の補正予算、そして来年の当初予算でしっかりと確保することができました。




高市新政権が掲げる「積極財政」の方針に加え、自民党の「デジタル社会推進本部」の仲間たちが、「日本の成長にはデジタル投資が不可欠だ!」と声を上げ、財務省との交渉を後押ししてくれたおかげです。


政府と党が一体となって進める、まさにチーム戦の成果です。



3. 2026年の大勝負:「データ」と「プライバシー」の法改正


さて、来る2026年(令和8年)。

私が担当政務官として挑む最大の山場は、#データ利活用法 と #個人情報保護法の改正 です。


今、世界中でAI開発競争が激化しています。



AIを賢く育てるための「食料」、それが「データ」です。


日本には質の高いデータがたくさんありますが、現行の法律が壁となり、それを十分に活用できていない現状があります。



特に「個人情報保護法」は、「3年ごと」にしか改正のチャンスがありません。


今の法律は、プライバシーを守ることに重きを置きすぎていて、イノベーション(技術革新)の足かせになっている部分があります。


「個人情報は守る。でも、データとしても使えるようにする」

この相反する要素のバランスをどう取るか。



匿名化加工などの技術を活用し、プライバシーに配慮しつつ、AI開発や研究にデータを使えるようにする。これが来年の通常国会の最大の目玉法案になります。


すでに経済界からのヒアリングも重ねており、議論は大詰めを迎えています。日本のAI戦略の命運を握るこの法改正、しっかりと骨格を固めて国会に提出します。



4. 中小企業こそ「サイバーセキュリティ」


もう一つ、来年の重要テーマとして挙げたいのが #サイバーセキュリティ です。


「うちは小さな会社だから関係ないよ」


そう思っている経営者の方はいませんか? それは大きな間違いです。



今年、アサヒビールの物流停止や、アスクルのシステム障害など、サイバー攻撃によって私たちの生活に直結する商品が流通しなくなる事件が相次ぎました。


大企業はセキュリティ対策を強化していますが、攻撃者はその隙を突くために、取引先である中小企業(サプライチェーンの弱点)を狙ってきます。



誰に相談すればいい?

「対策が必要なのはわかったけど、何から始めればいいかわからない」


そんな悩みを持つ方のために、経済産業省には「サイバーセキュリティお助け隊」という支援部隊があります。


また、もっと身近な相談相手として、「地方銀行」や「商工会議所」の役割にも期待しています。



三重県で言えば、三十三銀行や百五銀行。

これからの時代、銀行が融資(お金を貸す)をする際の条件として、「サイバーセキュリティ対策ができているか」「デジタル人材を育成しているか」がチェックされるようになります。


「セキュリティ対策をしていない会社には、リスクが高くてお金を貸せない」

そんな時代がすぐそこまで来ています。



私は来年、商工会議所青年部の「ビジネス研修委員会」に配属される予定です。


一人の会員としても、地域の経営者の皆さんにサイバーセキュリティの重要性を伝え、一緒に学べる機会を作りたいと考えています。



5. 2026年に向けて

来年の通常国会は、1月23日からスタートします。



しかし、私のデジタル大臣政務官としての仕事は、年明け早々からフルスロットルで始まります。



表の国会論戦だけでなく、水面下で進めている「ディープフェイク対策プロジェクトチーム」なども動かしていかなければなりません。



だからこそ……風邪なんてひいている場合じゃないんです!(自戒)

2026年の私の目標は、ズバリ「体調管理」。


良い仕事は、良い体調から。


体重管理も含めて(笑)、万全のコンディションで日本のデジタル改革を前に進めていきます。



2025年、本音会議にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

来年も、霞が関のリアル、永田町のホンネ、そして日本の未来について、包み隠さず語っていきます。



それでは皆さん、良いお年をお迎えください。

また来年、元気にお会いしましょう。じゃあね!

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