【ホンネ会議#28】選挙の裏側。深刻な人手不足と今すぐ変えるべき古いルール
- HIDETO KAWASAKI

- 8月30日
- 読了時間: 3分
この記事は、Spotifyビデオポッドキャスト「川崎 ひでとのホンネ会議」をAIで要約したものです。コンテンツ配信はコチラからhttps://open.spotify.com/episode/23gTKC4AB7gNy1AHoAMWY9?si=rAZ7gifvR1iFbkjtdw5vqg
こんにちは。
現在、私の地元・三重県では県議会議員の補欠選挙の真っただ中です。参議院選挙、そして今回の県議補選と、選挙の現場に身を置く中で改めて痛感している「深刻な課題」について、今回はお話ししたいと思います。
選挙現場の叫び「スタッフが足りない」
選挙で最も深刻な問題は、圧倒的な「人手不足」です。
選挙期間中は平日・土日を問わず活動が続くため、お手伝いいただける方がどうしても限られてしまいます。日中に街宣車の運転をしたり、事務所でビラに証紙(シール)を貼ったりといった作業は、時間の融通が利きやすい主婦の方や自営業の方でなければ難しいのが現実です。当然、会社員の方は日中、会社に行かなければなりません。
私自身、後援会青年部の仲間たちが夜に動いてくれるなど、多くの方に支えられていますが、それでも日中の人手確保には毎回苦労します。特に、地盤のない新人候補者にとっては、このスタッフ不足は死活問題と言えるでしょう。
選挙を動かす「事務局長」という心臓部
選挙は候補者が一人で演説していれば良いわけではありません。企業や団体への挨拶回り、電話かけ、来客対応など、やるべき事務作業が後から後から無限に出てきます。
候補者本人は街頭活動で手一杯のため、これらの裏方作業をすべて取り仕切る「事務局長」の存在が絶対に不可欠です 6。
事務局長がいない選挙対策本部は、機能不全に陥ります。「街頭演説で配るビラがないけど、誰に言えばいいんだ?」といった混乱が現場で頻発し、応援に来てくれた方々を迷わせてしまうのです。
また、事務所に来てくださったお客様への丁寧な対応も極めて重要です。せっかく応援に来てくれたのに、ぞんざいに扱われて嫌な気分にさせてしまっては、士気に関わります。
時代遅れの選挙制度をアップデートせよ
結局、選挙は気合や根性だけでは乗り切れません。しっかりとした戦略と、それを実行できるスタッフの確保が何よりも重要です。
しかし、根本的な問題は、選挙のやり方自体が古いことです。いまだにビラ一枚一枚に手作業でシールを貼るようなことをしていますし、ネット社会にもかかわらず公職選挙法が時代に追いついていないため、活用できないことが多くあります。
そして、何よりも変えなければならないのは選挙の時期です。
「こんな真夏の暑い日に選挙なんて無理ですよ」。熱中症でスタッフも候補者も、応援してくださる皆さんも倒れてしまいます。この点については、全国の知事会などからも見直しを求める声が上がっていると聞いています。
時代に合わなくなった公職選挙法を改正し、選挙のやり方を現代に合わせてアップデートしていくこと。これは私たち国会議員の仕事です。現場の負担を少しでも減らせるよう、制度改革に全力で取り組んでまいります。










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