【ホンネ会議#32】総裁選後のノーサイドを願う。そしてSNSに潜む「エコーチェンバー」の罠
- ひでと 川崎
- 2025年10月3日
- 読了時間: 5分
この記事は、Spotifyビデオポッドキャスト「川崎ひでとのホンネ会議」をAIで要約したものです。
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皆さん、こんにちは。衆議院議員の川崎 ひでとです。「川崎ひでとのホンネ会議」へようこそ。
いよいよ明日10月4日、自民党の新総裁が誕生します。この総裁選期間、正直な本音を言えば、本当に疲れました。もちろん、党のリーダーを決める重要な選挙であることは承知の上ですが、候補者を応援する政治家同士が、同じチームであるにもかかわらず、互いを信じられなくなるような空気が生まれてしまったのは事実です。
特に、役職を持つような先輩議員から、威圧的ともとれる言動が見られると、若手は萎縮してしまいます。選挙対策事務所に顔を出すことすら「あの人がいるなら行きたくないな」と感じてしまうような瞬間が、残念ながらありました。
しかし、今、私たちに課せられた最大の命題は、この自民党をしっかりと立て直すことです。新総裁が決まった後こそ、全てのしがらみを捨て、「ノーサイド」の精神で一致団結しなければなりません。
全員が党改革の力となれ
昨年の総裁選を振り返ると、一つ残念に思うことがあります。決選投票を戦った高市早苗さんや、若手の小林鷹之さんといった方々が、石破総裁からの党役員就任の誘いを断られたと聞いています。あれだけ素晴らしい戦いをされたのですから、総裁候補者としての存在感をもって、役を担い、力を発揮してほしかった、というのが私の偽らざる気持ちです。
だからこそ、今回の総裁選で戦った候補者の方々には、誰が総裁になっても、その結果を受け入れ、党の古い体質を是正するための重要な役職を担ってほしいと切に願います。それこそが、党の再生に向けた第一歩となるはずです。
誹謗中傷との戦い ― 対話の限界と法的措置の覚悟
総裁選が激しくなるにつれて、私自身も、いわれのない誹謗中傷に悩まされることが増えました。特にSNS上での攻撃は目に余るものがあります。
ある一人のユーザーから、Facebook上で「某議員と組んで、〇〇候補を咎めるステマ問題の責任はとても大きい。まずは党員に謝罪することです」「日本の将来について全く考えていない無能な代議士のように見受けられます」といったコメントが、私の投稿とは全く関係なく、繰り返し書き込まれました。
私はその都度、「そのような事実は一切存在しません」と事実無根であることを丁寧に返信してきました。しかし、その返信は無視され、また別の投稿に同じ内容の誹謗中傷が書き込まれるのです。
あまりにも悪質だったため、私は先日、このような最後の返信をしました。
「重ねて申し上げますが、そのような事実は一切存在しません。事実でないことに対して謝罪は不可能です。日本の将来について全く考えていない無能な代議士といった、何の根拠もない人格攻撃は、健全な批判ではなく単なる誹謗中傷であり、断じて許容できません。今後も同様の事実に基づかない誹謗中傷を続けられるのであれば、予告なくしかるべき法的対応に着手いたします。」
ここまで強い言葉を使わなければならなかったのは、対話による解決が不可能だと判断したからです。やっていないことを「やった」と決めつけられる悔しさ、そして対話が通じない無力感は、想像を絶するものがあります。
あなたも囚われていないか?SNSの恐るべき罠「エコーチェンバー現象」
なぜ、このような事実に基づかない誹謗中傷が生まれてしまうのでしょうか。その背景には、SNSが持つ「エコーチェンバー現象」という深刻な問題があります。
エコーチェンバー現象とは、SNSで自分と似た考えを持つ人ばかりをフォローすることで、自分の意見と合致する情報ばかりが目に入るようになる状態のことです。その結果、自分の考えが「世の中の常識」であり「多数派」なのだと錯覚し、異なる意見に耳を貸さなくなってしまうのです。
閉鎖的なコミュニティの中で過激な言動が称賛され、エスカレートしていく構図は、いじめの問題にも見られます。例えば、いじめられっ子をからかうLINEグループの中で、誰かが少し過激なことをすると、周りが「すげー!」と煽り、それに乗ってさらに過激な行動に出る…という悪循環です。
この現象の恐ろしいところは、子供たちの世界だけの話ではない、という点です。今回の総裁選を見ていて、むしろ
この罠に陥っているのは中高年の方々に多いのではないかと強く感じています。
例えば、高市さんを「素晴らしい保守の候補者だ」と信じる方々がSNS上で集まると、そのコミュニティの中では高市さんを支持する声だけが響き渡ります 。そして、その思いが強まるあまり、他の候補者である小泉進次郎さんや林芳正さんを「敵」とみなし、「彼らが総裁になればこの世の終わりだ」といったような非難の声を上げる。その声にまた「いいね」が付き、仲間から称賛されることで、自分の考えが絶対的に正しいと信じ込んでしまうのです。
しかし、党の中枢にいる私から言わせてください。自民党の国会議員に「保守じゃない人」なんて一人もいません。誰もが、この日本を守りたい、成長させたいと心から願っています。その思いは同じはずなのに、エコーチェンバーの中で「〇〇さんだけが本物の保守だ」という過激な思想が育ち、自分たちの考えを見直すための客観的な情報が全く入ってこなくなってしまうのです。
特に、最近Facebookなどの使い方を覚えた高齢者の方々が、ネットサーフィンをする中で、無自覚のうちに自分と同じ意見ばかりを選んでしまっているケースが目立ちます。これは本当に危険な兆候です。
多様な情報に触れ、自分の頭で判断する
どうか皆様にお願いしたい。SNSからしか情報を得ない、という状況は非常に危険です。自分の好きな情報、心地よい情報だけを選んで受け入れるのではなく、ぜひ多様な角度から物事を見て、その上でご自身の判断を下していただきたいのです。
エコーチェンバー現象の罠には、誰もが陥る可能性があります。このことを常に心に留めて、情報と向き合っていくことが、今の時代を生きる私たちには求められています。
さて、これから着替えて党本部に向かいます。来週は、新総裁のもとで初めての『ホンネ会議』となります。またぜひ、聞いてください。それでは。










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