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【毎週ひでトーク】大学生と生活保護

更新日:2022年11月8日

音声配信はコチラから


おはようございます!

衆議院議員の川崎ひでとです。


今日は「大学生と生活保護」というお話をしたいと思います。



皆さま、生活保護ってご存じですかね?

いわば生活に困窮された方にお金を支給して、困窮状態を救いながら自立を促す制度です。



でね、例えば高校生で虐待を受けた子が、家をなんとか飛び出して、シェルターっていう避難所に逃げ込んだとするでしょ?


当然必死に逃げてきてるから保険証とかもないわけです。


だから病院で診てもらうのにお金がかかっちゃう。その他にも生活するためには色々お金がかかるでしょ。

で、高校生以下は生活保護の認定を受けて支給されるんです。



ところが、大学生は受けられないっていうのが現実なんですよね。

制度の問題です。これ後でお話します。



で実は僕たち自民党青年局はNPO法人の虐待ドットネットの中村舞斗さんから大学時代を含む過去の壮絶な体験をお伺いして、「なんとかしなきゃいけない」って思いました。


で、色々調べていくと、過去にもこれに対する議論はあって


ようは、現在の憲法では誰もが等しく保護を受けられるっていう書き方になっていて、「虐待を受けた方に限定する」っていうのが難しいんですね。


で、大学生全部を対象にしちゃうと、一人暮らしして仕送りもらってる人とかも生活保護の対象になっちゃってもう収拾がつかなくなっちゃうと。



しかも、なんかめちゃくちゃミスリードがあって、「大学は昔は進学率が低くて、通える方は一部の金持ちしか行けないものだったから、だからそんな贅沢しているなら生活保護は受けられない。生活保護受けたいなら大学辞めろ」って当時の大臣が言ったみたいな変な誤解が生まれてしまいました。




でね、神奈川県なんかは個別の施策として虐待を受けて避難された大学生を対象に支給をしてるんですけれど。



やはりこういう境遇を改善して欲しいっていうお声はめちゃくちゃあって



だけど、憲法上難しい



なので、僕は厚労省と文科省に掛け合って、奨学金制度の拡充をしてもらいました。



奨学金制度っていうのは春秋の定期申請以外に、コロナによって生活が困難な方は随時で申請できるんだけど、それだけじゃなくてこういった虐待を受けた学生も随時申請の対象になりました。



その時の議事録

令和04年04月27日厚生労働第17号01_川崎ひでと委員
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なんとか僕みたいな新人でも仲間や官僚の皆様のおかげ一歩政策を前に進めることができました。



もちろん要望通り生活保護ではないです。


だけど、やらなきゃいけないのは、「こういう方々をどうやったら救えるだろうか。」です。


生活保護だろうが奨学金であろうが交付金であろうが、お金の出どころはなんだってよかったんです。


「今憲法を改正してやるんじゃ時間がかかりすぎる」「早くしなきゃ」でした。



はっきりいってまだまだ片手落ちだと思うし、苦しまれてる方がいらっしゃることをTwitterを通して知ります。



僕は神奈川県みたいに県で施策を行なってもらって、国から県に交付金としてお金を渡すって方法もありかなと思ってます。



他にもいいやり方があるかもしれないです。

仲間と考えていきたいと思います。



署名活動をされてる方、要望活動をされている方も「生活保護」という制度に限定せずに要望を続けてほしいです。




お知らせ


今度国政報告会やりまーす!

9/25に伊賀と名張で

9/30に亀山で

10/14に鈴鹿でやります!



また10/7には石原正敬さんと四日市で合同報告会もやります!


無料ですので、ぜひ来てください!

詳細はこちらから!


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