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神村学園伊賀分校が直面する課題と今後の展望


こんにちは。衆議院議員の川崎ひでとです。


三重県伊賀市にある神村学園伊賀分校は、ウィッツ青山学園高校の廃校後、地域に教育の場を提供し続けています。しかし、運営面では多くの困難に直面しており、その解決には国や自治体、そして地域の協力が不可欠です。今回は、文字起こしされた対談の内容を元に、神村学園が抱える3つの主要な課題と、今後の展望についてお話しします。


1. 施設の老朽化と修繕費の問題


神村学園伊賀分校は、元々ウィッツ青山学園の施設を継承して運営しています。しかし、この施設は築40年を超えるほど老朽化が進んでおり、大規模な修繕が急務となっています。特に、体育館の雨漏りや校舎の漏電、水道管の腐食などが深刻な状況です。


しかし、ウィッツからの引き継ぎ時の契約において、修繕義務に関する詳細が明確に記載されておらず、神村学園側が確認不足だったこともあり、現状は全て自費で修繕を行っています。これは学校の財政に大きな負担をかけており、継続的な運営を困難にしています。また、以前は伊賀市が所有していた体育館が、現在は神村学園の所有となっていることも、問題を複雑にしています。この契約は2027年に更新時期を迎えるため、伊賀市との再交渉が必要です。



2. 広域通信制高校への国の補助金の少なさ


神村学園伊賀分校は広域通信制高校であり、全国から生徒を受け入れています。現在、通信制高校の生徒数は過去最多の約30万5千人に達しており、生徒の10人に1人が通信制に通う状況です。しかし、国からの補助金が全日制高校に比べて著しく少ないのが現状です。


さらに、自由民主党の教育調査会では、広域通信制高校を授業料無償化の対象から除外する案も出ているとされており、今後の動向が懸念されます。広域通信制高校に対する社会的な偏見も根強く、これが補助金が少ない原因の一つと考えられます。学校側としては、より多くの生徒を受け入れることで運営を安定させたいと考えていますが、補助金が少ないため、学費を上げざるを得ない状況に陥りやすく、運営の継続を難しくしています。



3. 県外の分校であることによる行政の課題


神村学園伊賀分校は、鹿児島県にある本校の分校です。このため、学校の管轄は鹿児島県にあり、三重県からの行政支援や情報提供が受けにくいという問題があります。例えば、学校運営に関する会議や文部科学省からの通達などが直接届かず、全て鹿児島県の本校を経由して情報が伝わってくるという状況です。


さらに、本来であれば市が管理すべきウィッツ青山学園の卒業生の学籍簿を、神村学園が管理しているという状況も生じています。これらの問題は、広域通信制高校という特殊な形態と、市や県の連携不足によって生じており、解決には関係各所との密な連携が不可欠です。



まとめと今後の展望


神村学園伊賀分校は、老朽化した施設、国からの補助金の少なさ、そして複雑な行政上の問題という三重苦に直面しています。しかし、地域住民や保護者、そして不登校の生徒たちの受け皿として、その存在は非常に重要です。


これらの課題を解決するためには、伊賀市との契約見直しや、国レベルでの広域通信制高校に対する理解促進と補助金制度の見直しが必要です。また、地域と連携し、避難所としても活用されている体育館などの施設を、市と共同で修繕・管理していく方法を模索していくことが重要です。


私は、衆議院議員としてこれらの問題を重く受け止め、国や関係各所と連携し、神村学園伊賀分校が安心して教育活動を続けられるよう、全力でサポートしていきたいと考えています。

 
 
 

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