終戦80年、全国戦没者追悼式に参列して
- HIDETO KAWASAKI
- 5 日前
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本日8月15日、私たちは終戦から80年という大きな節目の日を迎えました。総務大臣政務官として、また1人の政治家として日本武道館で執り行われました全国戦没者追悼式に参列し、戦禍に倒れた御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げてまいりました。
会場は厳粛な空気に包まれ、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、石破内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官、そして全国からのご遺族代表の方々とともに、正午の時報に合わせ黙祷を捧げ、戦没者のご冥福と世界の恒久平和を祈念いたしました。
式辞の中で、石破総理大臣は、先の大戦における300万余の尊い犠牲に触れ、祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら戦場に散った方々への慰霊の念とともに、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという固い決意を述べられました。
続いて、天皇陛下よりお言葉がありました。そのお言葉は、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願うという、平和への強い思いに満ちたものでした。
今日の我が国の平和と繁栄が、戦後の人々のたゆまぬ努力によって築き上げられたことに触れられ、その苦難の道のりに思いを致すとき、誠に感慨深いものがあると述べられました。
衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官、そしてご遺族代表の方からも、それぞれ追悼の辞が述べられました。
特に、ご遺族代表の方の、幼くして戦争で父を亡くされたお話には、胸が締め付けられる思いがいたしました。戦争がもたらす悲しみが、80年という長い歳月を経てもなお、決して癒えることのないものであることを改めて痛感させられます。
戦後生まれの世代が国民の大多数を占める今、戦争の記憶を風化させることなく、その悲惨な教訓を次の世代へと着実に語り継いでいくことが、私たちに課せられた重い責務です。
政治に携わる者として、今日の平和と繁栄が、戦没者の皆様の尊い犠牲と、先人たちの懸命な努力の上に成り立っていることを決して忘れず、世界の恒久平和の実現に向けて、不断の努力を続けていくことを固くお誓い申し上げます。
改めて、戦没者の御霊の安らかならんことを心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様の今後のご健勝を祈念いたします。


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